特許
J-GLOBAL ID:201403000862151106

PC鋼材の接続方法、橋梁の拡幅方法及びPC鋼材の接続具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮川 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-019315
公開番号(公開出願番号):特開2014-148870
出願日: 2013年02月04日
公開日(公表日): 2014年08月21日
要約:
【課題】既設のコンクリート部材内に配置され、周面に付着力が作用して既設のコンクリート部材と一体となっている既設のPC鋼材を新設のPC鋼材と接続する。【解決手段】既設のコンクリート部材10に配置された既設のPC鋼棒11の端部を露出し、外周面に雄ねじ2aを有した雌コーン2、この雄ねじに螺合される定着ナット4、雄コーン3、支圧板5を既設のPC鋼材11に取り付け、雌コーンを介して既設のPC鋼材を軸線方向に引張する。これにより、雌コーンと支圧板との間に隙間が生じ、定着ナットを支圧板に密着するまで締め付けて、既設のPC鋼棒を定着する。上記雌コーンの雄ねじとカプラー7の第1の雌ねじ7aと螺合させ、第2の雌ねじ7bを新設のPC鋼棒13の雄ねじに螺合させる。その後、新設のコンクリート部材12を形成する領域にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後、新設のPC鋼棒に引張力を導入して定着する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
緊張力が導入された状態で既設のコンクリート部材に定着され、周面に付着力が作用してコンクリートと一体となっている既設のPC鋼材と、新設のコンクリート部材内に配置されて引張力が導入される新設のPC鋼材とを、引張力が伝達されるように接続するPC鋼材の接続方法であって、 前記既設のPC鋼材の前記新設のPC鋼材と接続される側の端部に設けられた定着具を除去するとともに、前記既設のコンクリート部材内に埋設されている端部をはつり出して該既設のコンクリート部材から突出させる工程と、 円筒状となった外周部に雄ねじが形成され、中空孔内に前記既設のPC鋼材が挿通される雌コーンと、 前記雌コーンの外周部に形成された前記雄ねじに螺合された定着ナットと、 前記雌コーンの中空孔の内周面と該中空孔に挿通された前記既設のPC鋼材の外周面との間に押し入れられて前記既設のPC鋼材と前記雌コーンとを固定する雄コーンと、 前記定着ナットに当接されて前記既設のPC鋼材の引張力を前記既設のコンクリート部材に伝達する支圧板と、を備える定着具を前記既設のPC鋼材の突出した部分に取り付ける工程と、 前記支圧板と前記既設のコンクリート部材との間にコンクリート又はモルタルを充填して前記既設のPC鋼材の引張力を前記既設のコンクリート部材に伝達することを可能とする工程と、 前記雌コーンの外周部に形成された雄ねじに引張用部材を螺合して該引張用部材を前記既設のPC鋼材の軸線方向に引張し、該引張用部材を引張した状態で前記定着ナットを前記支圧板に密着するように締め付ける工程と、 前記既設のPC鋼材と前記新設のPC鋼材とを接続するためのカプラーの一方の端部に形成された第1の雌ねじを前記雌コーンの外周部に形成された雄ねじと螺合し、該カプラーの他方の端部に形成された第2の雌ねじを介して前記新設のPC鋼材の一方の端部と接続する工程と、を含むことを特徴とするPC鋼材の接続方法。
IPC (2件):
E01D 21/00 ,  E01D 1/00
FI (2件):
E01D21/00 Z ,  E01D1/00 D
Fターム (4件):
2D059AA05 ,  2D059AA14 ,  2D059CC02 ,  2D059GG55
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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