特許
J-GLOBAL ID:201403005220137861

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 新樹グローバル・アイピー特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-215068
公開番号(公開出願番号):特開2014-070509
出願日: 2012年09月27日
公開日(公表日): 2014年04月21日
要約:
【課題】背圧空間が形成され、固定スクロールに圧縮室と背圧空間とを連通させる連通溝が形成される場合に、スクロールの摺動部分全体に油が供給される、信頼性の高いスクロール圧縮機を提供する。【解決手段】スクロール圧縮機は、固定側鏡板311、固定側ラップ312及び周縁部313を有する固定スクロール31と、可動側鏡板及び可動側ラップを有する可動スクロールと、駆動モータとを備える。駆動モータは可動スクロールを旋回させ、固定側及び可動側ラップにより形成される圧縮室内の冷媒を圧縮する。可動スクロール背面側には、間欠的に圧縮室と連通する背圧空間が形成される。周縁部の可動側鏡板との摺動面R1,R2には、固定側鏡板の中心に対し第1角度領域A1内に、油溜め空間から油が供給される第1油溝313dが、第2角度領域A2内に、背圧空間と圧縮室とを連通させる連通溝314と、背圧空間と連通する第2油溝80とが形成される。【選択図】図2
請求項(抜粋):
平板状の第1鏡板(311)と、前記第1鏡板の前面(311a)から突出する渦巻状の第1ラップ(312)と、前記第1ラップを囲むスラスト摺動部(313)と、を有する固定スクロール(31)と、 平板状の第2鏡板(321)と、前記第2鏡板の前面(321a)から突出する渦巻状の第2ラップ(322)と、を有する可動スクロール(32)と、 前記可動スクロールとクランクシャフト(60)を介して連結され、前記可動スクロールを旋回させる駆動部(50)と、 を備え、 前記第1ラップと前記第2ラップとは、前記第1鏡板の前記前面と前記第2鏡板の前記前面とが対向するように組み合わされ、隣接する前記第1ラップと前記第2ラップとの間に圧縮室(35)を形成し、 前記駆動部は、前記可動スクロールを周期的に旋回させて前記圧縮室内のガス状の冷媒を圧縮し、 前記可動スクロールの前記第2鏡板の背面(321b)側には、前記可動スクロールの公転サイクル中の少なくとも一定期間、周縁側の前記圧縮室と連通する背圧空間(36)が形成され、 前記第2鏡板には、前記背圧空間と連通する連通穴(321c)が形成され、 前記第2鏡板の前記前面に対向する前記スラスト摺動部には、前記可動スクロールの前記1公転サイクル中少なくとも一定期間、前記第2鏡板の前記前面と接する摺動面(R1,R2)に、 平面視において前記第1鏡板の中心に対し第1角度領域(A1)内で円弧状に延び、高圧の前記圧縮室と連通する高圧空間(26)から油(L)が供給され前記油が保持される第1油溝(313d)と、 平面視において前記第1鏡板の前記中心に対し前記第1角度領域外の第2角度領域(A2)内に配置され、前記圧縮室と連通すると共に前記連通穴と少なくとも一定期間連通する連通溝(314,314’)と、 平面視において前記第1鏡板の前記中心に対し前記第2角度領域内に配置され、前記背圧空間と少なくとも一定期間連通する第2油溝(81,81a,81b,81c,81d,82,82’)と、が形成される スクロール圧縮機(10)。
IPC (1件):
F04C 18/02
FI (2件):
F04C18/02 311W ,  F04C18/02 311Y
Fターム (9件):
3H039AA06 ,  3H039AA12 ,  3H039BB11 ,  3H039CC03 ,  3H039CC16 ,  3H039CC24 ,  3H039CC27 ,  3H039CC32 ,  3H039CC44
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • スクロール型圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-220374   出願人:ダイキン工業株式会社
  • スクロール圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-193875   出願人:株式会社日立製作所, 日立清水エンジニアリング株式会社

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