特許
J-GLOBAL ID:201403023833033340

COGブロワーランナーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-112959
特許番号:特許第5534084号
出願日: 2013年05月29日
要約:
【課題】COGブロワーランナーはチタンブロックを削り出して主板と翼板を一体的に形成した構造である。チタン一体型のCOGブロワーランナーは疲労や応力腐食割れを回避できるものであるが極めて高価であり、設計のやり直しや基礎の作り変えなどの工事が発生し工期も伸びることから簡単に老朽更新できなかった。 【解決手段】翼板や主板や側板の材質をSUS316やSUS316とし、溶接棒はSUS309として、溶接後真空炉において380〜420°Cで100〜150分保持した後、180〜220°Cまで窒素パージして冷却した後、常温まで徐冷することにより溶接部をシェフラーの組織図における安定領域に制御した。又、スパッタ防止のため帯電装置でシールドガスを帯電させアークのピンチ効果を上げた。さらに、2段屈曲式の溶接トーチを具現化し主板と側板に囲まれた狭い空間における翼板の溶接を可能にした。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 回転用のシャフト(11)に固定した一体ものの主板(20)の両側面の各々にて翼板(40)の幅方向の一方を溶接し、翼板(40)の幅方向の他方を側板(30)に溶接した構造のCOGブロワーランナー(10)の製造方法において、 前記翼板(40)は材質をSUS316にし幅方向の両端に雄側インロー(40a)を形成して横断面をH型にし、 前記主板(20)と前記側板(30)の各々は材質をSUS316Lにし側面に雌側インロー(20a,30a)を形成し、 前記翼板(40)の雄側インロー(40a)を前記主板(20)と前記側板(30)に設けた雌側インロー(20a,30a)に収納し、 前記翼板(40)の雄側インロー(40a)と前記主板(20)及び前記側板(30)の当該雌側インロー(20a,30a)の周囲の側面とをSUS309製の溶接棒(53)と溶接トーチ(50)を用いて溶接し、 前記溶接棒(53)と前記溶接トーチ(50)による溶接は、前記溶接トーチ(50)から帯電装置(61)に通して帯電させたCO2にArを混合したシールドガスと前記溶接棒(53)を供給して溶接し、 溶接後は、前記COGブロワーランナー(10)を真空炉において380〜420°Cで100〜150分保持した後、180〜220°Cまで窒素パージして冷却し、その後常温まで徐冷して前記溶接部にオーステナイト相に5〜8%のフェライト相を析出させたことを特徴とするCOGブロワーランナーの製造方法。
IPC (1件):
F04D 29/28 ( 200 6.01)
FI (3件):
F04D 29/28 K ,  F04D 29/28 R ,  F04D 29/28 Q
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (2件)

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