特許
J-GLOBAL ID:201403040227119907

鉄骨ピンを用いた柱・梁のPC耐震接合構造とPC耐震接合方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人東京アルパ特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-130535
特許番号:特許第5408595号
出願日: 2013年06月21日
要約:
【要約】 【課題】 柱と梁とを鉄骨構造とした場合でも、梁端接合部においては、耐震設計基準以上の巨大地震にも充分耐えられるようにし、巨大地震時にも柱梁が無損傷で梁が落下することもなく建物全体が倒壊しないようにし、地震後に、軽微な損傷部分を修復し再利用することができ、安心且つ安全に利用することができる建造物を提供すること。 【解決手段】 柱と梁からなる建物構造であって、柱面と梁の端部との間に所要長さの間隔を設け、該間隔内で柱と梁とを連結する鉄骨ピンを設置すると共にPC鋼材を貫通して設け、該間隔内にコンクリートを充填し硬化させて接合間隔部とし、前記PC鋼材に緊張導入力を与えて緊張定着することによってコンクリートにプレストレスを付与し接合間隔部を介して柱と梁とを一体的に接合させる構成にしたことによって、柱と梁とが接合間隔部内で鉄骨ピンとPC鋼材によって接合・連結されており、巨大地震の時には、接合間隔部においてPC鋼材は余裕をもった緊張導入力としたことにより降伏せずに弾性変形すると共に、鉄骨ピンが靭性回転することによって接合間隔部の一部にひび割れや欠けが生ずるだけで地震エネルギーを吸収し軽微な損傷に留まり、柱と梁が無損傷で大地震時でも梁が落下することがなく建物構造を守ることができ、地震後に、接合間隔部のひび割れや欠けの部分を修復することができるから、元通りに復元して建物を再利用することができ、巨大地震に耐えられる建物が得られるのである。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 柱と梁からなる建物構造であって、 柱面と梁の端部との間に所要長さの間隔を設け、 該間隔内で柱と梁とを連結する鉄骨ピンを設置すると共にPC鋼材を貫通して設け、 該間隔内にコンクリートを充填し硬化させて接合間隔部とし、 前記PC鋼材に緊張導入力を与えて緊張定着することによって前記コンクリートにプレストレスを付与し接合間隔部を介して柱と梁とを一体的に接合させること を特徴とする柱・梁のPC耐震接合構造。
IPC (3件):
E04B 1/22 ( 200 6.01) ,  E04B 1/21 ( 200 6.01) ,  E04B 1/58 ( 200 6.01)
FI (4件):
E04B 1/22 ,  E04B 1/21 B ,  E04B 1/58 506 A ,  E04B 1/58 508 A
引用特許:
出願人引用 (4件)
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