【要約】 本発明のアルデヒド化合物の精製方法は、下記一般式(a1)または(a2)で表される化合物を、第8〜10族金属化合物とリン化合物の存在下で、水素および一酸化炭素と反応させて得られたアルデヒド化合物を含む反応溶液に、水および塩基化合物を添加し、該反応溶液を中和する工程と、中和された前記反応溶液を蒸留する工程とを含み、前記リン化合物が、式:(R1O)3Pで表され、前記塩基化合物が、周期表第I族の金属の炭酸塩および炭酸水素塩、周期表第II族の金属の炭酸塩および炭酸水素塩から選択される少なくとも一種である。
【請求項1】 下記一般式(a1)
または、下記一般式(a2)
(式(a1)中、Xは水素原子、シアノ基、アルデヒド基、-CH=NR基を示し、Rは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基を示す。式(a1)および式(a2)中、nは、0、1または2を示す。)
で表される化合物を、第8〜10族金属化合物とリン化合物の存在下で、水素および一酸化炭素と反応させて得られたアルデヒド化合物を含む反応溶液に、水および塩基化合物を添加し、該反応溶液を中和する工程と、
中和された前記反応溶液を蒸留する工程と、を含み、
前記リン化合物が、式:(R1O)3P
(式中、複数存在するR1は同一又は異なっていてもよく、置換基を有していてもよい炭素数1〜16のアルキル基、または置換基を有していてもよい炭素数6〜16のアリール基を示す。)
で表され、
前記塩基化合物が、周期表第I族の金属の炭酸塩および炭酸水素塩、周期表第II族の金属の炭酸塩および炭酸水素塩から選択される少なくとも一種である、アルデヒド化合物の精製方法。
C07C 253/34 ( 200 6.01)
, C07C 253/30 ( 200 6.01)
, C07C 255/47 ( 200 6.01)
, C07C 209/48 ( 200 6.01)
, C07C 209/26 ( 200 6.01)
, C07C 211/18 ( 200 6.01)
, C07C 263/10 ( 200 6.01)
, C07C 265/14 ( 200 6.01)
, B01J 31/24 ( 200 6.01)
, C07B 61/00 ( 200 6.01)