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J-GLOBAL ID:201502201646730045   整理番号:15A1053577

広島湾北部地域で育成されたカキの栄養成分と養殖環境

Nourishment of the oyster cultured in the northern part of Hiroshima bay with high concentration of zinc
著者 (8件):
資料名:
号: 30  ページ: 121-125  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: L0902A  ISSN: 0913-1418  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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瀬戸内地域食文化を担うカキのうち,広島湾北部海域で育成したカキの栄養成分を経時的に測定し,同時に記録した養殖環境との関係を考察した。【材料と方法】1)2012年11月~2014年5月に広島湾の津久根島周辺で養殖された,通常出荷用マガキとその幼若マガキを用いた。水分,蛋白質,脂質,灰分の含有量を常圧加熱乾燥法,ケルダール法,ソックスレー法,直接灰化法で,亜鉛,鉄の含量をICP発光分光分析法で各々測定した。2)養殖地点の海水温,塩分濃度,プランクトン量を測定するとともに,過去11年分のデータを利用した。【結果】1)通常出荷カキの総エネルギーは2012および2013年シーズン平均で各々88.3±5.0,91.0±1.4kcal/100gとなり,両シーズンとも2月が最高値を示した。炭水化物とZnが高値で推移した。2)カキの亜鉛含有量は幼若より成熟カキで高く,その集積に年齢依存性を認めた。3)養殖環境:筏直下底質のZnは275±25mg/kgで,底質からの溶出Znは3±1μg/Lであった。【考察】総エネルギー,炭水化物,Znの含有量が両シーズンを通して国内,国際栄養データベースの値を上回り,広島湾北部海域で養殖された広島かきの食品栄養学的特徴として位置づけられた。2)カキのZn集積性には年齢依存性を再度確認した。これらの情報を開示することが,広島かきの生産と消費,環境衛生および健康増進に寄与する。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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動物性水産食品  ,  食品の分析  ,  海洋汚濁 
引用文献 (13件):
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