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J-GLOBAL ID:201502204473991653   整理番号:15A1404090

沈船からの油流出による環境リスク評価

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資料名:
巻: 15  号:ページ: 175-193 (WEB ONLY)  発行年: 2015年10月30日 
JST資料番号: U0578A  ISSN: 2188-6598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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海難事故等により貨物油あるいは燃料油を搭載して沈没した船舶から油流出が発生すると,周辺の海域の生態環境を破壊する大きな事故となり得る危険性が懸念される。著者らは,これまで地理情報システム(GIS)上で流出油の挙動を予測し,油分濃度を指標に海洋生物への影響濃度を超えた海域での漁獲損失量を,漁業情報データベースを用いて予測するモデルを開発した。本研究では,閉鎖系湾内において油流出事故が発生した場合を想定し,3次元漂流・拡散シミュレーションモデルを構築した。また,流出油が沿岸に漂着した場合の生態系への長期毒性影響を評価することを目的に,沿岸の付着生物等を対象とした生態系リスクシミュレーションモデルを試作した。漂流・拡散シミュレーションの出力である濃度分布を,生態系リスクシミュレーションの入力として利用することで,これらのモデルを組み合わせ,東京湾内における仮想的な事故について,流出油のリスク解析を実施した。さらに,リスクに関する指標に対し,炭素固定量を選定して環境影響を定量的に評価することができた。上記した一連のモデルによる解析機能や出力結果は他のツールには無い,本解析ツールの特徴となっている。なお,本ツールは発災前の利用を前提としている。すなわち,想定される流出油事故の環境影響を事前に評価・試算することで,前もって対策のあり方や準備に見通しを立てるといった活用方法である。
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