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J-GLOBAL ID:201502204529064530   整理番号:15A1088542

全粒オオムギをオオムギ麦芽に加工することによる,高脂肪食摂取ラットにおける腸管微生物叢の調節

Modulation of gut microbiota in rats fed high-fat diets by processing whole-grain barley to barley malt
著者 (3件):
資料名:
巻: 59  号: 10  ページ: 2066-2076  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: H0535A  ISSN: 1613-4125  CODEN: MNFRCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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腸管微生物叢は,ヒトの健康と関係があり,その構成を操作することにより,健康状態を改善することができる。本研究の目的は,全粒オオムギとオオムギ麦芽の2種類の生産物が,高脂肪食を摂取したラットにおいて糞便微生物叢の違いを惹起するかどうか,および産生された短鎖脂肪酸と関連するかどうかを検討することである。雄性ウイスター系にオオムギまたは麦芽(7-8食物線維/100g)を4週間与えた。対照としてセルロースを使用し,糞便微生物叢の解析には,次世代16SrDNAシーケンシングンを用いた。オオムギ群では,対照群よりもベルコミクロビウム門および放線菌門の存在量が高く,フィルミクテス門およびデフェリバクター門が少なく,α多様性も低かった。属のレベルで,オオムギ群では,アッカーマンシア,ルミノコッカス,ブラウチア,およびビロフィラの存在量が高かった。ツリシバクターとロゼブリアは麦芽群でより多く,そしてパラバクテロイデス,ドレアおよびrc4-4は対照群で豊富であった。大部分の属は,酢酸およびプロピオン酸と相関していたが,ロゼブリアおよびツリシバクターは,そのかわり酪酸と相関した。コハク酸は,クロストリジウムおよびアッカーマンシア属と相関した。以上,バイオプロセッシングは,ヒトの健康増強効果にとって腸管微生物叢を調節するために可能性のある方法である。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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微生物の生態  ,  動物の代謝と栄養一般  ,  腸 
物質索引 (4件):
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