文献

J-GLOBAL ID：201502205151745238   整理番号：15A0842216

超伝導ストリップイオン検出器を用いた飛行時間質量分析システムのための単一磁束量子読み出し回路の実証

Demonstration of single-flux-quantum readout circuits for time-of-flight mass spectrometry systems using superconducting strip ion detectors

著者 (6件)： SANO Kyosuke (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI Yoshihiro (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  YAMANASHI Yuki (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  YOSHIKAWA Nobuyuki (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  ZEN Nobuyuki (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN) ,  OHKUBO Masataka (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN)
資料名： Superconductor Science and Technology  (Superconductor Science and Technology)
巻： 28  号： 7  ページ： 074003,1-5  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： T0607A  ISSN： 0953-2048  CODEN： SUSTEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 飛行時間質量分析(TOF-MS)は,化学や薬学分野など多くの分野で用いられる基本的な技術である。マトリックス支援レーザー脱離/イオン化(MALDI)法が開発され,生体分子のような高分子に対してもTOF-MSの適用が可能になった。この方法では,イオン化された検体が電界により加速されイオン検出器まで飛行する飛行時間を,時間ディジタル変換器により測定し,検体の質量電荷比が計算される。従来のイオン検出器は,感度などにいくつかの欠点を持っている。この欠点を克服するために,最近,著者らは超伝導ストリップイオン検出器(SSID)を用いたTOF-MSを開発した。本論文では,このSSIDと単一磁束量子(SFQ)時間ディジタル変換器を用いたTOF-MS装置を開発し,その性能を評価した。SFQ読み出し回路は,電流ディスクリミネータ,Josephson伝送線,SFQ変換器から構成される。生体分子,MALDI法とAngiotensin Iを用いた質量分光測定を行い,予測される位置に明瞭なピークが観測されることを確認した。

シソーラス用語： *レーザ脱離質量分析 ,  *磁束量子 ,  *電気回路 ,  MALDI-TOF MS ,  分子 ,  信号変換器 ,  飛行時間法
準シソーラス用語： 飛行時間質量分析法 ,  *単一磁束量子 ,  *読出回路 ,  マトリックス支援レーザ脱離イオン化/TOF MS ,  生体分子 ,  時間ディジタル変換器 ,  Josephson素子

分類 (1件)： Josephson接合・素子  (BM04043E)

タイトルに関連する用語 (8件)： 伝導 ,  ストリップ ,  イオン ,  検出器 ,  飛行時間質量分析 ,  単一磁束量子 ,  読み出し回路 ,  実証