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J-GLOBAL ID：201502206534168850   整理番号：15A0805319

エレクトロクロミック材料としての導電性高分子

著者 (2件)： 青木純 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  青木純 (名古屋市昭和区御器所町つくり領域)
資料名： 材料の科学と工学  (Materials Science and Technology of Japan)
巻： 52  号： 3  ページ： 82-85  発行年： 2015年06月20日 
JST資料番号： G0788A  ISSN： 1347-4774  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,導電性高分子に関する,著者等の取り組みを中心に,初めに,単一単量体を重合した代表的導電性高分子の,ポリアニリン,ポリ(3-へキシルチオフェン)とポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)を紹介した。単独単量体の重合だけでは,色彩は単量体数に限られて,発色波長制御が難しくなるので,次に二種類の単量体を組み合わせたドナー(D)-アクセプタ(A)型導電高分子を紹介した。発色波長制御は,HOMOからLUMOへ電子が励起される際の吸収波長を,重合体のHOMO準位とLUMO準位の制御により制御できる。また,DA交互重合体,DA比の異なる共重合体と電解重合による導電性高分子の製造について述べた。さらに,単一とDA型導電性高分子材料は,波長制御に加えて,酸化還元スイッチングに伴う材料の繰り返し耐久性を明らかにする必要があると提言した。

シソーラス用語： *光学材料 ,  *導電性高分子 ,  *ポリアニリン ,  *ポリチオフェン類 ,  重合体 ,  反応制御 ,  交互共重合体 ,  電解重合 ,  円偏光二色性 ,  発色 ,  エネルギーギャップ ,  サイクリックボルタンメトリー
準シソーラス用語： HOMO-LUMOギャップ ,  *エレクトロクロミック材料 ,  ドナー・アクセプター系 ,  共役高分子 ,  酸化還元調節 ,  発色性

分類 (2件)： 電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

引用文献 (11件)：

• H.S.Nalwa: Conducting Polymers, Academic Press, (2001)
• T.A.Skotheim and J.R.Reynolds: Handbook of Conducting Polymers, CRC Press (2007)
• 吉田勝美,小野田光宣:高分子エレクトロニクス,コロナ社(1996)
• A.Aoki, R.Umehara, and K.Banba, Langmuir, 25, 1169(2009)
• A.Aoki, R.Umehara, Y.Kawai, and M.Yoshida, Mol.Cryst.Liq.Cryst., 504, 97(2009).

タイトルに関連する用語 (2件)： エレクトロクロミック材料 ,  導電性高分子