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J-GLOBAL ID：201502206856177693   整理番号：15A1274051

不動産投資家の表明選好データを用いた共同住宅の経年減価要因に関する研究

著者 (2件)： 小松広明 (明海大 不動産) ,  曹雲珍 (日本不動産研)
資料名： 季刊不動産研究  (不動産研究)
巻： 57  号： 4  ページ： 52-64  発行年： 2015年10月11日 
JST資料番号： L6452A  ISSN： 0532-7776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,東京23区に存する共同住宅を対象として,不動産投資家の当該建物の経年減価に対する意識について共分散構造分析を行った。その結果,投資適格物件として許容しうる共同住宅の建築経過年数に対しては,経済的減価懸念が直接的に負の影響を与えていることが示された。また,不動産投資家の意識のもとでは,共同住宅のリフォームの実施は,賃貸事業における収益性の観点から,将来の賃料・稼働率の上昇期待とキャップ・レートを関連付けていないことが明らかとなった。しかしながら,当該リフォームの実施は,費用性の観点から,キャップ・レートを低下させる可能性を示唆する結果を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *不動産 ,  スペシャリスト ,  好み ,  集合住宅 ,  投資 ,  東京都 ,  建築物 ,  改造 ,  稼働率
準シソーラス用語： *共同住宅 ,  *経年減価要因 ,  *投資家 ,  *表明選好データ

分類 (2件)： 土地問題  (RD02020K) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (18件)：

• 阿部今日子・井上勝夫(2009)「集合住宅の音環境に対する居住者の生活実感と住まい方に関する研究」日本建築学会環境系論文集,第74巻,第640号,pp.667-673.
• 飯田恭一・吉田倬郎(2010)「建物の取壊し理由とその存続期間等に関する研究」日本建築学会計画系論文集,第75巻,第652号,pp.1573-1579.
• 新海悟郎(1962)「建物の現実の耐用年限について」『不動産研究』第4巻第1号,pp.8-18.
• 小松広明(2013)「地震リスクとオフィスビルの不動産価値との関連性」「住宅土地経済』公益財団法人日本住宅総合センター,No.88,pp.28-35.
• 小松広明・曹雲珍(2014a)「賃貸マンションの建築経過年数と単身世帯の満足度に関する研究」『不動産研究』第56巻第4号,pp.53-64.

タイトルに関連する用語 (7件)： 不動産 ,  投資家 ,  表明選好 ,  共同 ,  住宅 ,  要因 ,  研究