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J-GLOBAL ID：201502207629360097   整理番号：15A0904262

東北地方におけるスギコンテナ苗と裸苗の成長

著者 (9件)： 櫃間岳 (森林総合研) ,  八木橋勉 (森林総合研 東北支所) ,  松尾亨 (林野庁 東北森林管理局 盛岡森林管理所) ,  中原健一 (森林総合研 森林農地整備セ) ,  那須野俊 (森林総合研 森林農地整備セ) ,  野口麻穂子 (森林総合研 東北支所) ,  八木貴信 (森林総合研 東北支所) ,  齋藤智之 (森林総合研 東北支所) ,  柴田銃江 (森林総合研 東北支所)
資料名： 東北森林科学会誌  (Tohoku Journal of Forest Science)
巻： 20  号： 1  ページ： 16-18  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L3143A  ISSN： 1342-1336  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンテナ苗が,東北地方の厳しい気候下で良好な成長ができるのか,また徒長気味にも見えるコンテナ苗でも良好な成長をするのかを確かめるため,最大積雪深が1m前後である岩手県二戸市浄法寺町と宮城県白石市において,裸苗とコンテナ苗の成長を植栽後3成長期間に渡って計測した。その結果,岩手県の事例では,コンテナ苗の方が裸苗よりも樹高,直径成長ともに速かったが,宮城県の事例では裸苗の方が初期成長が速かった。両試験地の環境差による影響も考えられるが,植栽されたコンテナ苗の形状比に大きな違いがあり,これが,植栽後の成長に影響したものと考えられた。このため,コンテナ苗は東北地方でも良好な成長をする能力はあるが,そのためには,植栽時の形状比を低く保つ必要がある可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 東北地方 ,  *苗 ,  施設栽培 ,  スギ ,  深さ ,  *植物成長 ,  直径 ,  成長 ,  樹木 ,  植栽 ,  *生息環境
準シソーラス用語： *コンテナ苗 ,  コンテナ栽培 ,  裸苗 ,  積雪深さ ,  *樹高成長 ,  初期成長 ,  植栽木 ,  *生育環境

分類 (1件)： 造林一般  (FF03010A)

引用文献 (5件)：

• 山川博美・重永英年・久保幸治・中村松三(2013)植栽時期の違いがスギコンテナ苗の植栽後1年目の活着と成長に及ぼす影響. 日本森林学会誌 95:214-219.
• 山田健(2013)最近のコンテナ苗の動向. 機械化林業 715:9-16.
• 福田達胤・松尾亨・渡辺貞幸・木戸口佐織(2013)民国連携によるコンテナ苗の実証試験と普及. 国有林業務研究発表集 2012:153-159.
• 平田令子・大塚温子・伊藤哲・高木正博(2014)スギ挿し木コンテナ苗と裸苗の植栽後2年間の地上部成長と根系発達日本森林学会誌96:1-5.
• R Core Team (2014). R: A language and environment for statistical computing. R Foundation for Statistical Computing, Vienna, Austria. URL http://www.R-project.org/. (2015年1月8日参照)

タイトルに関連する用語 (5件)： 東北地方 ,  スギ ,  コンテナ苗 ,  苗 ,  成長