文献

J-GLOBAL ID：201502209420633543   整理番号：15A0509848

光-駆動プロトンポンプの光-ゲートプロトンチャンネルへの変換

Converting a Light-Driven Proton Pump into a Light-Gated Proton Channel

著者 (10件)： INOUE Keiichi (Nagoya Inst. of Technol., Nagoya, JPN) ,  INOUE Keiichi (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  TSUKAMOTO Takashi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SHIMONO Kazumi (Toho Univ., Funabashi, JPN) ,  SUZUKI Yuto (Nagoya Inst. of Technol., Nagoya, JPN) ,  MIYAUCHI Seiji (Toho Univ., Funabashi, JPN) ,  HAYASHI Shigehiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KANDORI Hideki (Nagoya Inst. of Technol., Nagoya, JPN) ,  SUDO Yuki (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SUDO Yuki (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 137  号： 9  ページ： 3291-3299  発行年： 2015年03月11日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞膜のイオン輸送機構には光-駆動H⁺ポンプのアーキロドプシン3(AR3)と光-ゲートH⁺チャンネルのチャンネルロドプシン(ChR)の2タイプがあり,74から84%のアミノ酸残基が異なり,機能的にも異なるが,構造的には似ている。生物工学的なアミノ酸残基の置換でバクテリオロドプシンのH⁺ポンプを塩素イオンポンプに変換した報告があり,この研究では,バクテリオロドプシン様のH⁺ポンプAR3をチャンネルロドプシン様のイオンチャンネルに変換することを試みた。構造的に類似していることから,少しのアミノ基置換のデザインで機能変換が可能と考えた。また,イオンポンプとイオンチャンネルの吸収極大を指標とした。AR3のレチナール周辺のアミノ酸3つに,M128A/G132V/A225Tの置換をした変異体を作成した。イオン輸送を調べ,細胞内方向への輸送活性への変換とプロトン輸送での膜貫通領域中心部の重要性を示した。

シソーラス用語： *プロトンポンプ ,  *イオンチャネル ,  塩基対置換 ,  *膜タンパク質 ,  分子構造 ,  pH【水素イオン指数】 ,  ロドプシン ,  アミノ酸置換 ,  チャンネルロドプシン ,  光駆動 ,  膜蛋白質構造 ,  プロトンチャネル ,  *能動輸送 ,  *イオン輸送 ,  *輸送 ,  *生体輸送 ,  *膜貫通タンパク質 ,  *生体内イオン輸送
準シソーラス用語： プロトンチャンネル ,  光駆動プロトンチャネル ,  光駆動プロトンポンプ

分類 (4件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  遺伝子操作  (EC02050B) ,  分子構造  (EB03020Y) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (3件)： プロトンポンプ ,  ゲート ,  プロトンチャンネル