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J-GLOBAL ID：201502209917155602   整理番号：15A0450911

リガンド指向性のRu(bpy)₃光触媒を用いる標的タンパク質のノックダウンおよび標識の制御

Regulation of Target Protein Knockdown and Labeling Using Ligand-Directed Ru(bpy)₃ Photocatalyst

著者 (3件)： SATO Shinichi (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  MORITA Kohei (Gakushuin Univ., Tokyo, JPN) ,  NAKAMURA Hiroyuki (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 26  号： 2  ページ： 250-256  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リガンド指向性のRu(bpy)₃によるタンパク質ノックダウンの機構について検討した。光で活性化されたRu(bpy)₃により生成した¹O₂により,ヒスチジン,メチオニンおよびトリプロファン残基が酸化された。この酸化はチロシルラジカルトラッパー(TRT)の添加により阻害され,チロシン残基が標識されたことから,TRTはRu(bpy)₃により生成したチロシルラジカルへのカップリング反応と同時に¹O₂を除去することが示唆された。光照射分子不活性化(CALI)およびタンパク質標識は,TRTの存在下および非存在下でRu(bpy)₃光触媒により調節可能であった。以上より,リガンド指向性のRu(bpy)₃は選択的タンパク質標識およびCALIによるタンパク質のノックダウンに利用可能であることが示された。

シソーラス用語： *光触媒 ,  *ルテニウム錯体 ,  一重項酸素 ,  アミノ酸残基 ,  カップリング反応 ,  ルテニウム触媒 ,  活性化 ,  標識
準シソーラス用語： 光活性化

分類 (2件)： 生物物理的研究法  (EA03020V) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： チロシルラジカル

タイトルに関連する用語 (7件)： リガンド ,  Ru ,  bpy ,  光触媒 ,  標的タンパク質 ,  ノックダウン ,  標識