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J-GLOBAL ID：201502210434978399   整理番号：15A1023353

~2014年ノーベル化学賞~「超解像蛍光顕微鏡」とは?-その仕組みから応用・用途まで-

著者 (1件)： 堀田純一 (山形大 大学院理工学研究科)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 14  号： 10  ページ： 1-3  発行年： 2015年01月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014年に,Eric氏らは,「超解像蛍光顕微鏡」の開発の功績でノーベル化学賞を受賞した。超解像蛍光顕微鏡は,光学顕微鏡の一種で,光回折限界の壁を回避して,ナノメートルの空間分解能を実現している。本論文では,超解像蛍光顕微鏡の仕組みや応用について紹介した。従来型蛍光顕微鏡と比較して,仕組みを説明した。超解像蛍光顕微鏡の始まりともいえるSTED顕微鏡にも言及した。蛍光分子局在顕微鏡での測定原理や測定精度を説明した。また,飽和励起型構造化照明を利用した顕微鏡も説明した。高い空間分解能を実現できることから,細胞生物学,微生物学,神経学などに利用できる。さらに,共重合化合物の分域構造やコロイド結晶などの3次元構造も観測されている。

シソーラス用語： *蛍光顕微鏡 ,  *超解像 ,  賞罰 ,  化学 ,  光学顕微鏡法 ,  蛍光測定 ,  高分解能分光法 ,  光学顕微鏡 ,  誘導放出 ,  空間分解能 ,  光回折 ,  ナノ構造 ,  分子 ,  測定精度 ,  光 ,  共重合体 ,  分域構造 ,  コロイド ,  構造 ,  三次元 ,  STED顕微鏡 ,  蛍光分子
準シソーラス用語： Nobel化学賞 ,  構造化光 ,  三次元構造

分類 (1件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S)

引用文献 (13件)：

• The Nobel Prize in Chemistry 2014". Nobelprize.org. Nobel Media AB 2014. Web. 27 Nov 2014. <http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2014/>
• 堀田純一,水野秀昭,センペルス ウーター, ホフケンス ヨハン: 光化学 42 (3), 121-128, 2011
• S. W. Hell, J. Wichman J, Opt. Lett. 19, 780-782, 1994
• T. A. Klar, S. Jakobs, M. Dyba, A. Egner, S. W. Hell, Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 97, 8206-8210, 2000
• S. W. Hell, M Kroug, Appl. Phys. B. 60, 495-497 1995

タイトルに関連する用語 (5件)： ノーベル化学賞 ,  超解像蛍光顕微鏡 ,  仕組み ,  応用 ,  用途