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J-GLOBAL ID:201502210722188297   整理番号:15A1024578

切開植物組織における組織再結合を調節する分子および生理学的機構

Molecular and physiological mechanisms regulating tissue reunion in incised plant tissues
著者 (2件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 381-388  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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高等植物の機能的特化器官間の相互作用は,植物体が成長して,環境条件の変化に応じて適切に機能することを確実にする。切開または接木操作が元の組織または組織接続を妨げるとき,細胞分裂が誘発され,そして,生理学的接続を回復させるために,組織再結合が生じる。そのような活動は,接木技術において長く観察されてきて,それは,農業および園芸だけでなく基礎研究に対しても有利である。この治癒過程がどのように制御され,そして,この過程が,どのように分子レベルで開始されて,調節されるかを理解するために,キュウリ(Cucumis sativus)およびトマト(Solanum lycopersicum)の切開胚軸ならびにArabidopsis thalianaの切開有花茎を用いて,組織再結合の生理学的および分子的解析を行った。著者らの結果は,キュウリおよびトマトの切開胚軸の表層における組織再結合のために,葉ジベレリンおよび根からの微量栄養素が必要であることを示唆する。さらに,創傷誘導可能なホルモンエチレンおよびジャスモン酸は,切開Arabidopsis茎のそれぞれ上部および下部における組織再結合過程の調節に寄与する。エチレンおよびジャスモン酸は,それぞれANAC071およびRAP2.6Lの発現を調節し,そして,ARF6/8を介したオーキシン信号伝達は,これらの転写因子の発現に不可欠である。本レビューにおいて,著者らは,植物の損傷組織における接木結合および組織再結合過程の分子的および生理学的機構に関する最近の知見を議論した。Copyright 2015 The Botanical Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物生理学一般 
引用文献 (59件):

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