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J-GLOBAL ID：201502211405874270   整理番号：15A0863899

無線LANの端末側測位と基地局側測位を用いた測位精度改善手法

著者 (5件)： 鬼倉隆志 (立命館大 情報理工) ,  高柳健司 (立命館大 情報理工) ,  望月祐洋 (立命館大 総合科学技術研究機構) ,  村尾和哉 (立命館大 情報理工) ,  西尾信彦 (立命館大 情報理工)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2015  号： UBI-46  ページ： VOL.2015-UBI-46,NO.3 (WEB ONLY)  発行年： 2015年05月04日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,屋内測位の研究が盛んに行われている中で,測位のためのインフラの導入コストを抑えることができる手法として無線LANを用いた測位が注目されている。無線LAN測位は,端末側測位と基地局側測位に大別され,端末側測位で広く普及しているScene Analysisは,測位時の電波環境や観測状況に依存するため,測位精度が不安定になる問題がある。一方,基地局側測位で一般に利用されるTriangulationは,受信電波強度から算出する距離の誤差や基地局の配置,密度に測位精度が依存しているため,測位精度に限界がある。本研究では,Scene Analysisによる端末側測位とTriangulationによる基地局側測位を並行して行い,測位結果を組み合わせることで測位精度を改善する手法を提案する。提案手法はFingerPrint手法に比べて平均測位誤差を約30%削減した。加えて,既存手法に比べ測位誤差の標準偏差が小さく,ばらつきの少ない測位が可能であることを示し,高精度かつ安定した無線LAN測位を実現した。(著者抄録)

シソーラス用語： *無線LAN ,  *位置測定 ,  *精度 ,  基地局 ,  無線伝送
準シソーラス用語： 屋内位置測定 ,  *屋内測位 ,  *基地局側測位 ,  *測位精度 ,  *端末側測位

分類 (3件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  信号理論  (ND02020G) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (7件)：

• P. Bahl and V.N. Padmanabhan. Radar: an in-building rf-based user location and tracking system. In INFOCOM 2000. Nineteenth Annual Joint Conference of the IEEE Computer and Communications Societies. Proceedings. IEEE, Vol. 2, pp. 775-784 (2000).
• T.Duc,宮崎和哉,西尾信彦.無線LAN位置マーカ方式測位への状況適用型測位手法マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2012)シンポジウム,Vol.2012,pp.1017-1026(2012).
• 暦本純一,塩野崎敦,末吉隆彦.Placeengine-実世界集合知に基づくwifi位置情報基盤インターネットコンファレンス論文集,Vol.2006,pp.95-104(2006).
• 藤田迪,梶克彦,河口信夫.Gaussian mixture modelを用いた無線lan位置推定手法.情報処理学会論文誌,Vol.52,No.3,pp.1069-1081(2011).
• G. Sun, J. Chen, W. Guo, and K.J.R. Liu. Signal processing techniques in network-aided positioning: a survey of state-of-the-art positioning designs. Signal Processing Magazine, IEEE, Vol. 22, No. 4, pp. 12-23 (2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 無線LAN ,  測位 ,  基地局 ,  測位精度 ,  手法