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J-GLOBAL ID：201502212698426362   整理番号：15A1064877

加熱加水分解法を用いた紫外線吸収能を有するカルシウムヒドロキシアパタイト粒子の新規調製法の開発とそのキャラクタリゼイション

著者 (1件)： 神鳥和彦 (大阪教大 教育)
資料名： コスメトロジー研究報告  (Cosmetology)
巻： 23  ページ： 34-40  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： L6397A  ISSN： 2188-563X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,生体親和性の高いバイオセラミックスとして知られるカルシウムヒドロキシアパタイト(CaHap)に紫外線吸収能を付加するため,粒子形態を制御しながらTiまたはCeをドープした(TiHap,CeHap)合成法を開発した。合成はCaOH₂,TiまたはCeの塩化物,トリポリリン酸ナトリウムを混合した加熱加水分解法で行い,得られた粒子の特性評価と金属元素濃度分析を行った。TiHapでは小さい単結晶の楕円体形一次粒子が凝集して楕円体形二次粒子を形成した。Ceをドープした場合,粒子形状はCe原子比の増加に伴って板状から棒状,微細球状粒子と変化した。板状粒子はCeHap,棒状および微細球状の粒子はCePO₄であった。更に,拡散反射UVスペクトルの結果から,TiHap,CeHapのいずれも紫外線吸収能を有し,また原子比の調節によってその性質が高まることが確認された。

シソーラス用語： *ヒドロキシアパタイト ,  チタン化合物 ,  セリウム化合物 ,  ドーピング ,  *加水分解 ,  楕円形 ,  粒子 ,  凝集 ,  形態 ,  比率 ,  紫外スペクトル ,  スペクトロスコピー ,  *キャラクタリゼーション ,  コロイド ,  微粒子 ,  バイオセラミック ,  *紫外線吸収剤 ,  ポリリン酸塩 ,  ナトリウム化合物 ,  *カルシウム化合物
準シソーラス用語： コロイド粒子 ,  二次粒子 ,  拡散反射分光法 ,  原子比 ,  *熱加水分解 ,  粒子形状

分類 (3件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  化粧品  (YG03030S) ,  合成鉱物  (CD01040K)

引用文献 (7件)：

• Kandori K, in “Surface and Colloid Science, Second Edition“ Auther Hubbert ed., Taylor & Francis: New York, 2006; 4, pp. 3126 - 3138.
• 球状金属リン酸塩粒子のサイズ制御とそのキャラクタリゼイション,色材,72,301(1999).
• Wakamura M, Hashimoto K, Watanabe T, Photocatalysis by calcium hydroxyapatite modified with Ti(IV): albumin decomposition and bacterial effect, Langmuir 19, 3428-3431, 2003.
• Yasukawa A, Goto K, Tanaka H and Kandori K, Preparation and structure of calcium hydroxyapatite substituted with light rare earth ions, Colloids and Surfaces A., 393, 53-59, 2012.
• Yasukawa A, Kandori K, Tanaka H and Goto K, Preparation and structure of calcium hydroxyapatite substituted with heavy rare earth ions, Materials Research Bulletin, 47, 1257-1263, 2012.

タイトルに関連する用語 (7件)： 加水分解 ,  紫外線吸収能 ,  カルシウム ,  ヒドロキシアパタイト ,  調製法 ,  開発 ,  キャラクタリゼイション