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J-GLOBAL ID：201502213679918986   整理番号：15A0816757

一方向繊維強化複合材料のラップ面生成機構

Lapped Surface Generation Mechanism of Unidirectional Fiber Reinforced Composite Materials

著者 (5件)： 山口貢 (茨城大学大学院理工学研究科) ,  坂本智 (横浜国立大学教育人間科学部) ,  近藤康雄 (山形大学大学院理工学研究科) ,  山口顕司 (米子工業高等専門学校) ,  林敬徳 (横浜国立大学教育人間科学部)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 81  号： 7  ページ： 668-672 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの繊維強化複合材料は,優れた機械特性を有しているため,工業分野では広く利用が進んでいるが,異方性が強いため加工方向により特性が異なり様々な問題が生じている。本稿では,FRPの遊離砥粒による加工特性について検討を行った。これまでに遊離砥粒方式のマルチワイヤソーを用いた一方向強化GFRPのスライシング実験によりその面生成機構の検討を行ってきたが,今回,その中で湿式ラッピングについて詳細検討を行った。配向方向及び使用砥粒径がラップ面品位に及ぼす影響や,繊維角度の影響などその表面生成メカニズムについて考察した。そして加工面品位が,繊維配向角度の減少に伴いラップ面粗さが劣化することなどが明確になった。

シソーラス用語： *ガラス繊維強化プラスチック ,  炭素繊維強化プラスチック ,  複合材料 ,  *異方性 ,  砥粒 ,  加工性 ,  鋸 ,  表面粗さ ,  表面性状 ,  マルチワイヤソー ,  一方向性 ,  繊維強化複合材料 ,  遊離砥粒 ,  *仕上面性状
準シソーラス用語： 加工特性 ,  *加工面品位

分類 (2件)： ガラス繊維,セラミック繊維  (YM03040V) ,  紡績製品  (YM04030R)

引用文献 (17件)：

• 1) 例えば,池上皓三:最近の繊維強化プラスチックとその応用,日本機械学会誌,89,807 (1986) 152.
• 2) 例えば,箕田芳朗:繊維強化複合材料,鉄と鋼,75,9 (1989) 1777.
• 3) 竹山秀彦,飯島 昇,野口祐成,加賀美由次:ガラス繊維複合材料 (GFRP) の切削機構に関する研究,精密工学会誌,53,9 (1987) 1447.
• 4) 王 暁渡,中山一雄,新井 実:繊維強化複合材料の切削加工に関する研究 (第1報) —GFRPの仕上面品位について—,精密工学会誌,55,4 (1989) 709.
• 5) 金枝敏明,高橋正行:CFRP (炭素繊維強化プラスチック) の切削機構に関する研究 (第1報) —極低速切削速度下における加工面生成機構—,精密工学会誌,55,8 (1989) 1456.

タイトルに関連する用語 (3件)： 繊維強化複合材料 ,  ラップ ,  面生成