文献
J-GLOBAL ID:201502214377491598   整理番号:15A0164310

p62/SQSTM1はマウス肝切除モデルにおける脂肪肝の酸化的損傷において保護的役割を果たす

p62/SQSTM1 Plays a Protective Role in Oxidative Injury of Steatotic Liver in a Mouse Hepatectomy Model
著者 (11件):
資料名:
巻: 21  号: 18  ページ: 2515-2530  発行年: 2014年12月20日 
JST資料番号: W2321A  ISSN: 1523-0864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
脂肪症関連肝損傷および再生遅延の分子機構を明らかにするために,部分的肝切除(PH)マウスを用いた解析を行った。脂肪肝を持つマウスにおけるPH後の肝臓の再生は,野生型マウスのそれに比べて顕著に遅かったが,肝細胞の増殖に有意差は無かった。血中の肝損傷マーカーの測定,組織学的解析,およびカスパーゼ-3のバイオイメージングから,脂肪肝ではPH直後に酸化ストレスおよび損傷が生じることが分かった。脂肪肝および正常な肝臓における肝臓シグナルの比較を行ったところ,脂肪肝ではFasリガンドおよびFasの発現が増加し,抗酸化蛋白質のMnSOD/Ref-1や抗アポトーシス蛋白質Bcl-2/Bcl-xL/FLIPの発現が減少していた。また,脂肪症関連蛋白質であるp62/SQSTM1の発現も減少していた。RNAi法によるp62/SQSTM1のノックダウンは,FasL/Fasの発現を増加させ,抗酸化に寄与する転写因子Nrf2およびその標的遺伝子の発現を低下させた。p62/SQSTM1の過剰発現は,ノックダウンとは逆の効果を示した。マウスへの高脂肪食の投与は,肝臓におけるp62/SQSTM1の発現を抑制し,FasL/Fasの発現を増加させ,脂肪肝を誘導した。FasLの添加は酸化ストレスの発生,およびそれに伴うネクローシスを誘導した。p62/SQSTM1は脂肪肝における肝損傷および再生の遅延に対して抑制的な役割を果たしていると結論付けた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の基礎医学  ,  生物学的機能 

前のページに戻る