Xi<sup>-</sup>-<sup>14</sup>N系の深部束縛状態の最初の証拠

NAKAZAWA K.; ENDO Y.; FUKUNAGA S.; HOSHINO K.; HWANG S. H.; IMAI K.; ITO H.; ITONAGA K.; KANDA T.; KAWASAKI M.; KIM J. H.; KINBARA S.; KOBAYASHI H.; MISHINA A.; OGAWA S.; SHIBUYA H.; SUGIMURA T.; SOE M. K.; TAKAHASHI H.; TAKAHASHI T.; TINT K. T.; UMEHARA K.; YOON C. S.; YOSHIDA J.

文献

J-GLOBAL ID：201502215155545661 整理番号：15A0671777

Xi^--¹⁴N系の深部束縛状態の最初の証拠

The first evidence of a deeply bound state of Xi^--¹⁴N system

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=15A0671777&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=15A0671777&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U0548A") }}

著者 (24件)： , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,
資料名：
巻： 2015 号： 3 ページ： 033D02 (WEB ONLY) 発行年： 2015年03月
JST資料番号： U0548A ISSN： 2050-3911 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

2つの単一ハイパー原子核へ崩壊したΞ^--¹⁴N系の深部束縛状態を,KEK-PSのE373実験で露光された核子エマルジョンにおいて観測した。この過程は一意的にΞ^-+¹⁴N→¹⁰_ΛBe+⁵_ΛHeとして同定される。Ξ^--¹⁴N系B_Ξ-の結合エネルギーを4.38±0.25MeVと測定した。これはもし両方の単一超核子がΞ^-ハイペロンの静止状態での捕獲から基底状態において放射されたとすれば,Ξ^--¹⁴N 3D原子状態の結合エネルギー(0.17MeV)よりかなり大きい。もし¹⁰_ΛBe核子が励起状態において生成されるとすれば,B_Ξ-の上述の値は励起エネルギーだけ減少する。⁹Be励起状態に対する既知の値に基づいた模型計算は束縛領域における2つの励起状態を予言する。最高励起状態における¹⁰_ΛBe生成の場合でさえ,B_Ξ-の値はΞ^--¹⁴N系の3D原子レベルに3.7標準偏差を越えて遠く及ばない。この事象はΞN引力相互作用によるΞ^--¹⁴N系の深部束縛状態の最初の明らかな証拠である。(翻訳著者抄録)

, , , , , , ,
,

ハイパー原子核

引用文献 (30件)：

R. L. Jaffe, Phys. Rev. Lett. 38, 195 (1977).
J. S. Bielich, Nucl. Phys. A 804, 309 (2008).
N. Ishii, S. Aoki, and T. Hatsuda, Phys. Rev. Lett. 99, 022001 (2007).
T. Inoue et al. [HAL Collaboration], Phys. Rev. Lett. 106, 162002 (2011).
M. Danysz et al., Nucl. Phys. 49, 121 (1963).

, ,

前のページに戻る

Xi--14N系の深部束縛状態の最初の証拠

Xi^--¹⁴N系の深部束縛状態の最初の証拠