エンテロシンAS-48と他の抗微生物薬との組合せによるエンバクと大豆の飲料における黄色ぶどう球菌不活性化

BURGOS Maria Jose Grande; AGUAYO Ma Carmen Lopez; PULIDO Ruben Perez; GALVEZ Antonio; LOPEZ Rosario Lucas

文献

J-GLOBAL ID：201502215908011992 整理番号：15A1071584

エンテロシンAS-48と他の抗微生物薬との組合せによるエンバクと大豆の飲料における黄色ぶどう球菌不活性化

Inactivation of Staphylococcus aureus in Oat and Soya Drinks by Enterocin AS-48 in Combination with Other Antimicrobials

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資料名：
巻： 80 号： 9 ページ： 2030-2034 発行年： 2015年09月
JST資料番号： C0005A ISSN： 0022-1147 CODEN： JFDSAZ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

食品中毒素産生黄色ぶどう球菌の存在やメチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)の発生は食品流通における懸念事項である。本報では,環状バクテリオシンのエンテロシンAS-48を単独あるいはフェノール類(カルバコール,オイゲノール,ゲラニオール,シトラール)や2-ニトロ-1-プロパノール(2NPOH)との組合せで使用し,市販エンバク,大豆飲料に接種したメチシリン感受性株とMRSA菌株混合物の制御について検討した。エンテロシンAS-48単独使用では,飲料中の黄色ぶどう球菌に対して抗細菌作用は低かった。亜阻害濃度(25μg/mL)のエンテロシンAS-48とフェノール類あるいは2NPOH組合せは,22°C,24時間インキュベートにおいて飲料中ぶどう球菌を完全に不活性化した。エンバク,大豆飲料を10°Cで7日間貯蔵すると,エンテロシンAS-48(25μg/mL)と2NPOH(5.5mM)組合せではエンバク飲料中菌数を迅速に低減し(12時間後,4.2logサイクル),大豆飲料では緩やかであった(3日で3.8logサイクル)。同じ組合せ処理の両飲料は,22°C貯蔵で12~24時間で早い不活性化が達成され,7日間はぶどう球菌性菌は検出されなかった。結果から,エンテロシンAS-48と2NPOH組合せによるぶどう球菌不活性化の潜在性が示された。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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食品衛生一般 , 果実飲料,加工飲料 , 微生物生理一般

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