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J-GLOBAL ID：201502216325833753   整理番号：15A1262283

ナノスケールCO₂による地中隔離の新技術開発

著者 (1件)： 植村豪 (東京工大)
資料名： ペトロテック  (Petrotech)
巻： 38  号： 11  ページ： 852-855  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： S0836A  ISSN： 0386-2763  CODEN： PTRTD3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化石燃料を使用しながらCO₂,排出量を削減できる手法として,CO₂,を回収・隔離するCO₂回収・貯留(CCS)が注目されている。本稿では,CO₂をナノスケールまで微粒化して帯水層に注入することで,浮力による上昇を抑制するCO₂地中隔離の新技術を紹介した。実験において,水に界面活性剤を少量添加し,スタティックミキサーを用いることでナノスケール化したCO₂液滴の生成に成功し,その粒径が時間とともに増加する様子を捉えることができた。さらに多孔質モデル内に注入されたナノスケールCO₂液滴は空隙径と同程度のミクロスケールまで液滴径が増加するものの,最終的には毛管力によって安定してトラップされることを示した。

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  二酸化炭素 ,  *二酸化炭素貯留 ,  *地下貯蔵 ,  *二酸化炭素固定化 ,  実験 ,  *粒度分布 ,  技術開発 ,  *微粒化 ,  *帯水層 ,  水 ,  界面活性剤 ,  スタティックミキサ ,  *液滴 ,  滴状凝縮 ,  ナノスケール ,  *二酸化炭素地中貯留
準シソーラス用語： *CO2地中隔離 ,  液滴生成

分類 (1件)： 排ガス処理技術一般  (SC04010L)

引用文献 (10件)：

• International Energy Agency, World Energy Outlook 2011, (2011).
• International Energy Agency, World Energy Outlook 2012, (2012).
• 国立環境研究所, 2013年度(平成25年度)の温室効果ガス排出量(確定値)について, (2015).
• 當舎利行,奥山康子,石戸経士, 地質学雑誌, 119, (2), 124 (2013).
• Torp, T. A., Gale, J., Energy, 29, (9-10), 1361 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノスケール ,  CO2 ,  地中 ,  隔離 ,  開発