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J-GLOBAL ID:201502217232217781   整理番号:15A1367993

深海底鉱物資源開発の展開-日本の新成長戦略の柱となる海洋新産業創生をめざして-新たな深海底鉱物資源“レアアース泥”の探査と開発に向けた取り組み

Exploration and Development of “REY-Rich Mud”: A New Deep-Sea Mineral Resource
著者 (10件):
資料名:
巻: 131  号: 12  ページ: 648-655  発行年: 2015年12月01日 
JST資料番号: F0463A  ISSN: 1881-6118  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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深海底鉱物資源は,ベースメタル及びレアメタルの新たな資源としてここ数十年間に注目を集めてきた。最近,著者らは,総レアアース量が400-2000ppmに達する海底堆積物であるレアアースとイットリウムが高濃度の泥(レアアースリッチ泥)が太平洋深海底の広範囲に分布していることを発見した。深海調査研究船「かいれい」によるKR13-02調査航海中に,著者らは南鳥島周辺の日本の排他的経済水域において超高濃度レアアースリッチ泥(最高REY濃度6500ppm超)を発見した。また,本航海では,船上のサブボトムプロファイラによってレアアースリッチ泥の分布が調査できることがわかった。日本の排他的経済水域内のレアアースリッチ泥は,ハイテク製造や環境技術の進歩と開発にとって極めて重要であるので,戦略的鉱物資源を確保する観点から大きな意味を持つ。現在著者らは,南鳥島排他的経済水域においてレアアースリッチ泥の分布調査を継続している。さらに,いくつかの私企業と共同で,深度5000m以上の海底から泥を揚げる方法などの多様な技術課題,環境影響評価,経済的評価を含む新たな深海底鉱物資源を開発するための課題に取り組み始めている。産学官の協同がレアアースリッチ泥の深海底採鉱成功の鍵である。
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分類 (3件):
分類
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鉱山,鉱物資源及びエネルギー資源一般  ,  海洋地質学  ,  鉱山評価 
引用文献 (26件):
  • 1 Y. Kato, K. Fujinaga, K. Nakamura, Y. Takaya, K. Kitamura, J. Ohta, R. Toda, T. Nakashima and H. Iwamori: Nat. Geosci., 4 (2011) , 535-539.
  • 2 渡辺寧: 世界の希土類資源, 希土類の材料技術ハンドブック, ( 編集:足立吟也,佐々木正元, 吉田紀史, NTS, 2012) , p. 591-595.
  • 3 C. Wu, Z. Yuan and G. Bai: in Rare Earth Minerals: Chemistry, Origin and Ore Deposits, (eds. A. P. Jones, F. Wall and C. T. Williams, Chapman and Hall, London) , Min. Soc. Ser. 7 (1996) 281-310.
  • 4 Z. Bao and Z. Zhao: Ore Geol. Rev. 33 (2008) , 519-535.
  • 5 M. Humphries: CRS Report for Congress, (2010) R41347.
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