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J-GLOBAL ID：201502217426959576   整理番号：15A1106693

加工処理方法の違い(破砕または解砕)が竹材の保存性とサイレージの発酵品質に及ぼす影響

Effect of Crushing or Rubbing Treatment of Moso Bamboo on its Preservation and Fermentation Quality

著者 (12件)： 大島一郎 (鹿児島大 農 農場) ,  加藤洋平 (鹿児島大 農) ,  久田真士 (鹿児島大 農) ,  石川あい (鹿児島大 農) ,  廣瀬潤 (鹿児島大 農 農場) ,  石井大介 (鹿児島大 農 農場) ,  白坂清春 (鹿児島大 農 農場) ,  松元里志 (鹿児島大 農 農場) ,  片平清美 (鹿児島大 農 農場) ,  主税裕樹 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  高山耕二 (鹿児島大 農) ,  中西良孝 (鹿児島大 農)
資料名： 日本暖地畜産学会報  (Journal of Warm Regional Society of Animal Science, Japan)
巻： 58  号： 2  ページ： 225-232  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： L2633A  ISSN： 2185-081X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 破砕(破砕区)および解砕処理(解砕区)されたモウソウチクのサイレージ化特性を水分無調整(試験1)および水分65%調整(試験2)で検討した。試験1では,貯蔵後3カ月間の乳酸菌数,pHおよび有機酸含量の変化,試験2では,貯蔵後1カ月目の発酵品質を調査した。試験1で,破砕区のpHはほぼ一定で,乳酸菌数は経時的に減少した(P<0.05)。一方,解砕区のpHは低下し,乳酸含量は増加した(P<0.05)。解砕区は貯蔵後3カ月目で高乳酸菌数,高乳酸含量および低pHを示した(P<0.05)。試験2で,解砕区のpH,酢酸含量およびアンモニア態窒素濃度は低かった(P<0.05)が,乳酸含量および発酵品質は両区同等であった。以上の結果より,破砕および解砕処理モウソウチクのいずれも,水分調整により乳酸発酵が促進されるものの,解砕処理の方がより乳酸菌の生育に有利であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 破砕 ,  *サイレージ ,  *食品特性 ,  マダケ属 ,  含水量 ,  乳酸菌 ,  pH【水素イオン指数】 ,  有機酸 ,  アンモニア態窒素 ,  乳酸発酵 ,  モウソウチク ,  *粗飼料
準シソーラス用語： *発酵品質 ,  水分率

分類 (2件)： 飼料一般  (FD07010W) ,  粗飼料  (FD07020H)

引用文献 (24件)：

• d e V r i e s W , K a p t e i j n W M C , B e e k E G V ,\nStouthamer AH.1970.Molar growth yields\nand fermentation balance of Lactobacillus casei\nL3 in batch cultures and in continuous cultures.\nJournal of General Microbiology,63: 33-345.
• 星野貞夫.1985.糖質の代謝.ルーメンの世界 微生\n物生態と代謝機能.366-406.神立 誠,須藤恒二 \n監修.農村漁村文化協会.東京.
• 自給飼料利用研究会.2009.三訂版 粗飼料の品質評\n価ガイドブック.社団法人日本草地畜産種子協会.\n東京.
• 亀高正夫・堀口雅昭・石橋 晃・古谷 修. 1987. 基礎家\n畜飼養学. 16-56. 養賢堂. 東京.
• 河本英憲・大谷隆二・山口弘道・渡邊寛明・田中 治・\n出口 新・魚住 順. 2005. 飼料イネサイレージの発\n酵品質に及ぼす細断の効果.東北農業研究, 58:\n91-92.

タイトルに関連する用語 (7件)： 処理方法 ,  破砕 ,  解 ,  竹材 ,  保存 ,  サイレージ ,  発酵品質