文献
J-GLOBAL ID:201502219704357160   整理番号:15A1384936

久米島農家の赤土流出対策実施・サトウキビ作型選択の要因

Determinants of Farmers in Kume Island to Implement the Measures for Prevention of Red Clay Outflow and Crop Choice
著者 (4件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 432-437  発行年: 2015年11月30日 
JST資料番号: L1842A  ISSN: 0915-0048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
沖縄において,赤土等流出問題により,河川や海中の生物多様性に大きな影響が出ていることが知られている。赤土等流出の流出源の1つが農地であり,農家の作物選択や,基幹作物であるサトウキビの作型(春植え・夏植え・株出し)により赤土等流出量が変化すると考えられており,サトウキビが赤土流出問題の大きな要因となっていると考えられている。本研究では,2014年6月に久米島内の花卉農家・サトウキビ農家を対象として実施したアンケート調査の結果から,作物・サトウキビ作型選択や赤土流出対策を実施する農家のインセンティブに与える要因を明らかにし,農業経営に適した赤土等流出対策のあり方を検討する。調査の結果から,高齢農家ほど,赤土流出対策を実施していない傾向があることがわかった。また,費用や労働力不足が対策実施の阻害要因となっているという意見が聞かれた。さらに,サトウキビ作型については,高齢農家ほど夏植えを選択する傾向があること,栽培作物ごとの農家の特徴としては,サトウキビ農家は花卉農家に対して高齢化が進んでいること等が明らかとなった。また,株出しの連続実施年数は土壌の質に影響されていることが地域ごとのヒアリングから明らかとなった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
糖料作物  ,  土壌管理 
引用文献 (11件):
  • 1) 比嘉榮三郎・大見謝辰男・仲宗根一哉・満本裕彰(1997)沖縄県における各種作物の作物係数,沖縄県衛生環境研究所報,第31号 147-151.
  • 2) 翁長謙良・米須竜子・新垣あかね(1999)沖縄における赤土等流出の経緯と対策,琉球大学農学部学術報告,No.46,71-82.
  • 3) 新垣裕治(2005)赤土等土壌流出防止策に関する研究-農家と行政の現状対策と意識調査からの考察-,名桜大学総合研究,7,35-45.
  • 4) 坂井教郎・仲地宗俊・白玉久美子・安田 元(2007)石垣島における農地からの赤土流出の実態と農家の意識,農業経済研究 別冊 日本農業経済学会論文集,333-338.
  • 5) 田中裕人・上岡美保(2007)石垣市轟川流域の赤土等流出防止対策に関する住民の評価,農村研究,第105号,15-24.
もっと見る

前のページに戻る