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J-GLOBAL ID：201502221016590084   整理番号：15A1090088

金属材料の腐食と防食対策(その2)-鉄の腐食形態とその対策法-

著者 (1件)： 篠原正 (物質・材料研究機構)
資料名： セイフティエンジニアリング  (SE)
号： 180  ページ： 21-26  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： L0910A  ISSN： 0388-3868  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄に生じる腐食によって,金属部品の破損につながることも多い。鉄に生じる種々の腐食形態について,その特徴と対処法について解説した報文である.実環境で腐食が問題となるのは,アノードとカソードが分離して,アノードに腐食が集中する場合である。腐食の事例とし,酸素濃淡電池腐食とマクロセル腐食を紹介している。鉄は,酸化性の強アルカリ性環境で不動態化するという特徴を持ち,酸素濃淡電池腐食では溶存酸素還元反応に伴うpH上昇,マクロセル腐食ではコンクリートの高pHによってその部分の鉄が不動態化してその箇所がカソードとなり,それ以外の個所がアノードになることでアノード/カソード分離が達成される。

シソーラス用語： 鋼材 ,  *金属材料 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  *金属腐食 ,  鉄筋 ,  *腐食 ,  防食 ,  アノード ,  カソード ,  pH【水素イオン指数】 ,  酸化還元反応 ,  還元 ,  電池作用腐食
準シソーラス用語： マクロセル腐食

分類 (3件)： 金属構造  (RA04050W) ,  コンクリート構造  (RA04030A) ,  金属材料  (RA06044P)

引用文献 (4件)：

• 篠原正:金属材料の腐食と防食対策(その1),セイフティエンジニアリング,42(2),21-26,2015.
• 腐食防食協会編:腐食防食ハンドブック,p.69,丸善,2000.
• 腐食防食協会編:腐食防食ハンドブック,p.177,丸善,2000.
• 腐食防食協会編:腐食センターニュース,No.012,p,2,1996.

タイトルに関連する用語 (6件)： 金属材料 ,  腐食 ,  防食 ,  対策 ,  鉄 ,  形態