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J-GLOBAL ID：201502221427201410   整理番号：15A0806115

種子保存油脂の可動化および植物成長における液胞H⁺-Pパーゼの役割

Roles of the vacuolar H⁺-PPase in seed storage oil mobilization and plant development

著者 (6件)： FERJANI Ali (Tokyo Gakugei Univ., Koganei-shi, JPN) ,  SEGAMI Shoji (Nagoya Univ., JPN) ,  HORIGUCHI Gorou (Rikkyo Univ., Nishi-Ikebukuro, JPN) ,  MUTO Yukari (Nagoya Univ., JPN) ,  MAESHIMA Masayoshi (Nagoya Univ., JPN) ,  TSUKAYA Hirokazu (Univ. Tokyo, Bunkyo-ku, JPN)
資料名： Plant Morphology  (Plant Morphology)
巻： 26  号： 1  ページ： 45-51  発行年： 2014年04月 
JST資料番号： L7959A  ISSN： 0918-9726  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物の成長は,初期の胚発生から開花迄それぞれの成長段階で評価される。器官発生を統合する複雑なネットワークにおいて,転写因子が重要な役割を演じるという報告が多い。これらの研究成果は著者等の主要な成長経路に関する理解を深めているが,代謝と成長の相関に関する理解はまだ限られている。近年筆者らは,糖質代謝と器官発生の直接的な関係を同定した。筆者らは植物の分化,特に発芽後の再活性化および従属栄養から独立栄養による成長への移行が,その時に利用可能なスクロース量に大きく依存することを明らかにした。油料種子種であるシロイヌナズナを使い,上記移行および胚発生後プログラムに充当する実行において,細胞質無機ピロりん酸加水分解物が持つ重要性を性格付けした。この先例のない特異な発見は,電子-ピロりん酸アーゼ(H⁺-PPase)の生物学的な役割の基礎に関わる問題と規定されるが,同時に代謝と成長の関係に対し疑問を提示した。本研究で筆者らは,貯蔵された脂質の可動化に関する現状の知見を概観し,従属栄養から自家栄養成長への移行にH⁺-PPaseと共に及ぼすインパクトを紹介した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  突然変異体 ,  子葉 ,  胚発生 ,  開花 ,  油料種子 ,  糖質代謝 ,  形態形成 ,  発芽 ,  分化 ,  相関 ,  従属栄養 ,  独立栄養 ,  *ピロリン酸 ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖
準シソーラス用語： *H⁺-PPase ,  器官発生 ,  相互関係

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： スクロース

タイトルに関連する用語 (6件)： 種子 ,  保存 ,  油脂 ,  植物成長 ,  液胞 ,  役割