抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年のスマートフォンやタブレット端末の普及とインターネットにおけるソーシャル・ネットワーキング・サービスの発展により,誰もが容易に他者とコミュニケーションをすることができる。しかし,自然災害により通信インフラが破壊された地域では,コミュニケーション手段を掲示板などに頼るしか無い状況となってしまう。これに対して,携帯電話会社は災害用伝言サービスを提供しているが,小さいコミュニティでの利用に適していない点や,リアルタイム性に欠けているといった問題点が存在する。本研究は災害時でのモバイル端末を用いたコミュニケーションシステムを提案する。災害時における無線LAN環境での利用を想定し,多くの人が所持しているモバイル端末を用いる。サーバにはアプリケーションのインストールを必要とするが,クライアントは端末に備わっているWebブラウザを用いることで,事前の準備を必要とせず容易にシステムを利用することができる。本システムはインターネット接続の有無に適応可能であり,グローバルサーバと連携したサービスを提供可能となっている。また,本システムをモバイル端末を用いた実機環境にて遅延時間を計測,評価し,有効性を示す。(著者抄録)