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J-GLOBAL ID：201502226316037728   整理番号：15A0588046

ラットモデルにおけるHTLV-I感染細胞に及ぼすMHC-IとのTaxエピトープとTax特異的CTLの単一鎖状三量体符号化ワクシニアウイルスの複合細胞溶解影響

Combined Cytolytic Effects of a Vaccinia Virus Encoding a Single Chain Trimer of MHC-I with a Tax-Epitope and Tax-Specific CTLs on HTLV-I-Infected Cells in a Rat Model

著者 (5件)： OHASHI Takashi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  NAKAMURA Takafumi (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  KIDOKORO Minoru (National Inst. of Infectious Diseases, Tokyo, JPN) ,  ZHANG Xianfeng (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  SHIDA Hisatoshi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2014  号： Immunology  ページ： 902478 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 成人T細胞白血病(ATL)は,ヒトT細胞白血病ウイルスI型(HTLV-I)によって生じる悪性リンパ増殖性疾患である。病気に対する効果的療法を開発するために,著者らはHTLV-I感染ラットT細胞系統(FPM1)に対する,無毒化ワクシニアウイルス(VV),LC16m8Δ(m8Δ)とHTLV-I Tax特異的細胞傷害性Tリンパ球(CTL)系統(4O1/C8)の腫瘍崩壊性能力を調査した。著者らの結果は,m8Δが腫瘍形成性のFPM1細胞を複製して,溶解できるが,4O1/C8細胞を傷つけることができなかいことを示し,腫瘍細胞に対する選択的な細胞溶解活性を示唆した。HTLV-I感染細胞の細胞溶解をさらに強化するために,著者らはm8Δを修飾して,m8Δ/RT1AlSCTax180Lを得た。そしてそれはTaxエピトープを有するラット主要組織適合抗原クラスIの単一鎖状三量体(SCT)を発現できた。m8Δ/RT1AlSCTax180Lと4O1/C8との併用処理は,無関係なペプチドを示す4O1/C8とm8Δ使用と比較してFPM1V.EFGFP/8R細胞,FPM1のCTL耐性サブクローンの細胞溶解を増加し,m8Δ/RT1AlSCTax180Lによる4O1/C8の活性化が腫瘍形成性HTLV-I感染細胞の死滅をさらに強化することを示唆した。著者らの結果は,腫瘍崩壊性VVsとのSCTとHTLV-I特異的CTLの複合療法が,HTLV-I感染細胞の根治療法のために効果的であり,CTL溶解と潜在的ATL発症を避けることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： ウイルスタンパク質 ,  癌タンパク質 ,  *エピトープ ,  *ワクシニアウイルス ,  *成人T細胞白血病 ,  *HTLV ,  リンパ系疾患 ,  免疫病 ,  細胞傷害性T細胞 ,  腫瘍細胞 ,  ペプチド ,  併用療法 ,  治療法 ,  細胞溶解 ,  *ヒトT細胞白血病ウイルス1型 ,  細胞生理学的現象 ,  *微生物 ,  *ポックスウイルス科 ,  *白血病ウイルス ,  *動物ウイルス ,  *オンコウイルス
準シソーラス用語： *HTLV1 ,  細胞生理 ,  *Tax ,  ヒトT細胞白血病ウイルス ,  リンパ増殖性疾患 ,  根治療法 ,  細胞傷害性Tリンパ球 ,  複合療法

分類 (4件)： ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H) ,  感染症・寄生虫症の治療  (GD01030D)

タイトルに関連する用語 (13件)： ラット ,  モデル ,  HTLV-I ,  感染 ,  細胞 ,  MHC ,  Tax ,  エピトープ ,  CTL ,  三量体 ,  符号化 ,  ワクシニアウイルス ,  細胞溶解