抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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植栽や構造物が気温観測統計値に与える影響を評価するため,気象庁大手町露場(東京都心)の端,植栽と小屋に囲まれた場所に新たな強制通風式温湿度計を設置し,2年間にわたる連続観測を実施した。この気温の観測値を,周囲の構造物の影響が少ない露場中央付近にある現業用の温度計による観測値と比較した結果,5~8月の14~15時の時間帯の時刻別月平均気温は,露場端の方が0.5°C程度高かった。3~9月の日々の観測値を見ると,2つの温度計による15時の気温差と全天日射量の間には0.7を超える正の相関があった。一方,日射の少ない日や夜間は気温差が小さかった。日平均気温に現れる気温差は月平均値にして±0.1°C程度であり,平均気温は日最高気温に比べ設置環境の影響を受けにくいことが示唆された。(著者抄録)