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J-GLOBAL ID:201502232624923534   整理番号:15A0684839

オープンサイエンスをめぐる新しい潮流(その5)オープンな情報流通が促進するシチズンサイエンス(市民科学)の可能性

著者 (1件):
資料名:
号: 150  ページ: 21-25  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: J1554A  ISSN: 1349-3663  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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科学技術・学術情報流通の変革と研究情報のオープン化が進むことによって,科学者間の情報流通が格段に効率化するだけでなく,誰でも研究情報にアクセスしやすくなることで科学研究の敷居が下がり,市民の科学研究への参画をより容易にし,これまでにない展開が生まれ始めた。米国では,数千人から数万人の市民が参加することによる新しい研究のスタイル創出も進んでいる。日本においても,生物学分野を中心として,自発的な探究心をモチベーションとした公的資金に頼らない独自の研究を行う者が現れており,後に公的研究機関の所属を獲得し,科学研究費等の研究費を獲得する例も出始めている。この新しい研究の流れからは,新しい発見が生まれるだけでなく,際立った成果を生み出す者に注目が集まり,自発的に研究を行うポテンシャルの高い研究者候補を生み出す新たなキャリアパスとしても注目に値する。さらに,市民の科学への参画を容易にすることは,科学コミュニケーションとして科学への認識と理解を深める新たな手段にもなっており,米国ではよりオープンな科学技術のアセスメントへの応用も行われている。情報流通のパラダイム変化が引き起こした市民科学の新しい展開と多様な波及効果を改めて認識した上で,日本でも市民の参画が容易な領域を中心とした科学の啓発活動及びサポート体制の構築が望まれる。また,自発的な活動の中から新しい研究者を見いだし,育成する仕組み作りも重要と考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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研究開発  ,  計算機網 
引用文献 (13件):

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