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J-GLOBAL ID：201502236845824161   整理番号：15A0271482

金属複合酸化物担持触媒を用いたCVD法による各種ナノ炭素繊維の合成

Synthesis of various nano carbon filaments by CVD over catalysts loaded on a metal oxides composite

著者 (5件)： 辻野凱 (関西大 環境都市工) ,  太田拓 (東洋大 理工) ,  蒲生(西谷)美香 (東洋大 理工) ,  中川清晴 (関西大 環境都市工) ,  小田廣和 (関西大 環境都市工)
資料名： 炭素
巻： 2015  号： 266  ページ： 2-6  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 内部構造の異なるナノ炭素繊維を選択的に合成することを目的に,金属触媒にFe,Ni,Coを取り上げ,その組合せを変化させた二元系のCo-Fe,Ni-Fe,Co-Niの触媒を酸化ダイヤモンドを担体として調製,エチレンを原料にCVD法により,反応温度723~923Kでナノ炭素繊維を合成し,触媒中の金属の酸化状態がナノ炭素繊維の形態,微細構造に与える影響を調べた。そして次の結果を得た。1)二元系触媒を使用すると,均一な中空構造のナノ炭素繊維が得られる。2)得られた炭素繊維は結晶性が高い。3)触媒金属は,フェライト複合酸化物の状態で存在している。4)合成温度が高くなるにつれ,内部構造は,カップ積層構造から中空構造となる。5)高温ほど欠陥が少なく,高結晶性である。

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  *ナノファイバ ,  *担持触媒 ,  *複合体 ,  触媒担体 ,  *ダイヤモンド ,  *化学蒸着 ,  アルケン ,  中空体 ,  酸化数 ,  結晶度 ,  反応温度 ,  *金属酸化物
準シソーラス用語： CVD法 ,  ナノ繊維 ,  結晶性 ,  酸化状態 ,  複合酸化物

分類 (2件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

物質索引 (1件)： エチレン

引用文献 (33件)：

• 稲垣道夫, 解説・カーボンファミリー(2001)第5章, アグネ承風社.
• K. Nakagawa, H. Oda, A. Yamashita, M. Okamoto, Y. Sato, H. Gamo, M. N. Gamo, K. Ogawa and T. Ando, J. Mater. Sci. 44 (2009) 221-226.
• Y. M. Dai, W. J. Liu, T. C. Pan and J. M. Jehng, Appl. Surf. Sci. 258 (2012) 3027-3032.
• M. Eguchi, A. Okubo, S. Yamamoto, M. Kikuchi, K. Uno, Y. Kobayashi, M. N. Gamo and T. Ando, J. Power Sources 195 (2010) 5862-5867.
• 高分子学会編, カーボンナノチューブ・グラフェン(2012)pp.4-90, 共立出版.

タイトルに関連する用語 (4件)： 複合酸化物 ,  担持触媒 ,  CVD法 ,  炭素繊維