抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ロボットに関する工学教育では,理論学習に並んで実体験を提供する体験学習も必要である。この両方を大学教育場で実施する方法に関する考察を述べた。この「理論と体験」を学校組織の中で,解決しようとした,千葉工業大学の実践例を説明した。この例は経営的視点からは挑戦的であるが,実践的学習は教職員の負担が大きく,また,特にロボット開発における,学生の設計案の許容幅の広がりを制約する可能性があると評価した。この観点から,著者はロボット作りに関心を持つ学生の研究室への招待という「状況学習」の1形態ともいえる学習手段を紹介した。この観点から,1980年代から始まり,著者が体験した,東北大学における宮崎らによる「プレゼミ コンピュータサイエンス]コースを紹介した。本稿では,東北学院大学における,上記の宮崎のアイデアを改善した「ロボット技術学習サポートコース」を展開しているが,このコースの実施方法,コース実施後の学生数の推移,学生の活動状況,求職における効果,等を説明した。