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J-GLOBAL ID：201502243224489926   整理番号：15A0727578

オリーブオイル添加が肥育豚の発育と肉質に及ぼす影響(III)

著者 (2件)： 山下洋治 (香川県畜試) ,  上原力 (香川県畜試)
資料名： 香川県畜産試験場研究報告(Web)  (香川畜試報告(Web))
号： 49  ページ： 20-24 (WEB ONLY)  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： U0224A  ISSN： 0389-3553  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自家配合飼料(CP15.3%,TDN75.7%)にオリーブオイル1%添加した飼料を肥育後期,体重約77kgの豚に給与した。発育・と体成績は,飼料要求率で試験区3.61より対照区3.09が低かった以外,各項目に差は認められなかった。理化学的肉質検査では,各項目に差は認められなかった。脂肪色L*値で試験区74.25が対照区75.86より有意に低い値となった。脂肪融点は試験区43.2°Cが対照区44.5°Cより低い傾向を示し,脂肪酸組成のオレイン酸(C18:1)割合は試験区44.92%が対照区43.59%より高い傾向を示した。官能検査は,18名のパネラーで実施した。「香り」「味」「やわらかさ」「総合評価」の全ての項目で試験区が2~6倍高い評価となった。このことから,オリーブオイル1%の添加は,肥育豚の発育および肉質に大きな影響を及ぼさないが,脂肪融点を低下させ,脂肪中のオレイン酸割合を増加させ,食味官能検査を高めることから付加価値豚肉の可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *オリーブ油 ,  *ブタ ,  *成長 ,  *食品特性 ,  *品質 ,  *配合飼料 ,  飼料 ,  飼料効率 ,  官能検査 ,  脂肪酸組成 ,  味 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： *オリーブオイル ,  *肥育豚 ,  *発育 ,  *肉質 ,  飼料要求率 ,  食味

分類 (5件)： 飼養管理  (FD01040N) ,  豚  (FD02040U) ,  配合飼料  (FD07040D) ,  油料作物  (FC03074V) ,  生肉の品質と処理  (FJ12032O)

物質索引 (1件)： オレイン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： オリーブオイル ,  肥育豚 ,  発育 ,  肉質