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J-GLOBAL ID：201502250387966493   整理番号：15A0209386

ポリマー相溶化設計 1.Hansen溶解度パラメタ(HSP値)を用いた溶解性評価

著者 (1件)： 山本秀樹 (関西大 環境都市工)
資料名： 接着の技術  (Adhesion Technology, Japan)
巻： 34  号： 3  ページ： 1-8  発行年： 2014年12月31日 
JST資料番号： G0890B  ISSN： 0289-8225  CODEN： SGIJE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Hildebrandが正則溶液理論に基づいて定義した溶解度パラメータ(SP)は分子及び微粒子間相互作用の指標として広く使われて来たが,Hansenがそれを更に改良して得たHansen溶解度パラメータ(HSP)は溶質-溶媒,高分子-溶媒,高分子-高分子相互作用をよりよく表現する。HansenらはHSP理論を分子構造が確定的でない高分子や無機微粒子にも適用できるようにHansen溶解度球法(Hansen球法)を開発した。本稿は塗料や接着剤の配合設計段階における同法の利用を支援することを目的としてHSP法を用いた塗料,接着剤成分の溶解,濡れ及び分散性予測技法について説明した。この理論の実用化の事例としてオイルサンドビチュウメン及び重油から抽出したアスファルテンのHSP値とそれに基づく性能評価について説明した。

シソーラス用語： *重合体 ,  改変 ,  材料設計 ,  指標 ,  溶解度パラメータ ,  極性 ,  水素結合 ,  分散化 ,  溶質 ,  溶媒 ,  高分子 ,  相互作用 ,  極座標 ,  塗料 ,  接着剤 ,  設計 ,  溶解 ,  濡れ ,  予測技法
準シソーラス用語： *Hansen溶解度パラメータ ,  *界面相互作用 ,  球座標 ,  相溶化 ,  配合設計

分類 (3件)： 固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  固-固界面  (CB12060M) ,  有機物質からなる多成分系の相平衡・状態図  (CB03016J)

引用文献 (15件)：

• Joel H. Hildebrand, Robert L. Scott, The Solubility of Nonelectrolytes, Dover Publications, Inc., New York (1948).
• 山本秀樹,“SP値の基礎・応用と計算方法“,情報機構(2005).
• Charles M. Hansen, Hansen Solubility Parameters, CRS Press (2000). Tenna Brandt Nielsen, Charles M. Hansen, Polymer Testing, 24, 1054 (2005).
• H. Yamamoto, et.al, Journal of Chemical Engineering of Japan, 39, 7, 777 (2006).
• 山本秀樹,化学工学論文集,34,331(2008).

タイトルに関連する用語 (6件)： ポリマー ,  相溶化 ,  設計 ,  溶解度パラメタ ,  溶解性 ,  評価