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J-GLOBAL ID：201502251743724617   整理番号：15A0692525

アクアガス造粒法による効率的で高品質な粉末食品製造

著者 (1件)： 五月女格 (農研機構 食品総合研)
資料名： 食品と容器  (Food and Packaging)
巻： 56  号： 6  ページ： 390-396  発行年： 2015年06月01日 
JST資料番号： F0122A  ISSN： 0911-2278  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「アクアガス」とは,ほぼ大気圧で115~120°Cの過熱水蒸気中に約100°Cの微細な熱水滴を分散させた加熱媒体である。アクアガスを粉末へ噴霧すると,水蒸気の一部が粉末に凝集して粒子表面が濡れ,凝集水と微細水滴により粉末粒子を架橋して造粒するのがアクアガス造粒法である。多糖類水溶液をバインダとした場合より少ない添加量で顆粒が形成され,水蒸気のみと比較しても均一な果粒が形成される。本報では,アクアガス発生原理,発生装置,造粒装置,顆粒の粒度分布と構造などを解説した。

シソーラス用語： *過熱蒸気 ,  *造粒 ,  造粒機 ,  顆粒 ,  粒度分布 ,  架橋【高分子】 ,  *粉末食品 ,  水滴 ,  多糖類 ,  粘結剤

分類 (1件)： 固体の製造・処理一般  (XD03021O)

引用文献 (18件)：

• Jinapong N., Suphantharika M., Jamnong P., Production of instant soymilk powders by ultrafiltration, spray drying and fluidized bed a gglomeration. J. Food Eng., 84, 194-205 (2008).
• Teunou E., Fitzpatric J. J., Synnott E. C., Characterisation of food powder flowability. J. Food Eng., 39, 31-37 (1999).
• 五月女格,津田升子,岡部繭子,大島紗也香,ムハマド シャリフ ホッセン,板倉真由実,竹中真紀子,岡留博司,五十部誠一郎, 粉砕方法および粒子径が米粉のCarrの流動性指数および噴流性指数に与える影響. 日本食品工学会誌, 10, 95-106 (2009).
• Pathare, P. B., Byrne E. P., Application of wet granulation processes for granola breakfast cereal production. Food Eng. Rev., 3, 189-201 (2011).
• Seo A., Holm P., Schæfer T., Effects of droplet size and type of binder on the agglomerate growth mechanisms by melt agglomeration in a fluidized bed. Eur. J. Pharm. Sci., 16, 95-105 (2002).

タイトルに関連する用語 (4件)： アクアガス ,  造粒 ,  高品質 ,  粉末食品