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J-GLOBAL ID：201502251798315481   整理番号：15A0258909

水田飼料作経営成立の可能性と条件-数理計画法の適用による水田飼料作経営の規範分析と飼料生産コスト-

著者 (2件)： 千田雅之 (中央農業総合研究セ) ,  恒川磯雄 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 農業経営研究  (Japanese Journal of Farm Management)
巻： 52  号： 4  ページ： 1-16  発行年： 2015年01月25日 
JST資料番号： L4236A  ISSN： 0388-8541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 主食用米の需要減少により水田の有効利用を図るため,米以外の作物や自給率の低い飼料生産を推進する必要がある。農業労働力や財源の限られる中,どのような飼料生産を推進することが水田の有効活用や飼料増産の政策目標達成に有効なのか,水田飼料作経営の成立に必要な事業構成・規模等についての十分な検討はなされていない。本研究は,線形計画法による水田飼料作経営の経営計画モデルを構築し,従事者の所得確保及び通年の就業機会確保の観点から経営成立に必要な事業構成等を明らかにした。また,飼料用米,稲WCS,コーン,牧草の生産コストの比較分析をし,水田飼料施策の在り方を検討した結果,現状では,コーンや牧草の生産意欲を高める必要のあることが明らかになった。

シソーラス用語： *水田 ,  飼料作物 ,  *農業経営 ,  数理計画法 ,  生産性 ,  製造原価 ,  *利用 ,  線形計画法 ,  経営計画 ,  比率 ,  経営組織 ,  *有効利用
準シソーラス用語： 経営構造 ,  飼料生産 ,  自給率 ,  *水田圃場 ,  生産コスト

分類 (3件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  飼料作物,草地  (FC03050J) ,  数理計画法  (KA03030M)

引用文献 (8件)：

• 岡山県総合畜産センター(2003):「岡山県飼料作物の品種特性」,pp.1-24.
• 千田雅之(2010):「飼料イネ多収技術の経済分析」,『農業経営研究』,48(2),pp.1-10.
• 恒川磯雄(2013):「水田利用型耕畜連携によるコントラクター組織の経営安定化に関する考察」,『農業経営研究』,51(2),pp31-36.
• 西村和志(2013):「大型自走式ハーベスタを活用したとうもろこし共同収穫組織成立条件の解明」,『農林業問題研究』,49(1),pp.100-105.
• 農研機構・経営管理システム:「線形計画法プログラム」, http://fmrp.dc.affrc.go.jp/programs/mathprograming/xlp/.

タイトルに関連する用語 (7件)： 水田 ,  飼料 ,  経営 ,  可能性 ,  数理計画法 ,  規範 ,  分析