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J-GLOBAL ID：201502253331933036   整理番号：15A0432944

酸化物ガラスのエントロピー収縮

Entropic shrinkage of an oxide glass

著者 (5件)： INABA Seiji (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  INABA Seiji (Asahi Glass Co. Ltd., Yokohama, JPN) ,  HOSONO Hideo (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  ITO Setsuro (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  ITO Setsuro (Asahi Glass Co. Ltd., Yokohama, JPN)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 14  号： 3  ページ： 312-317  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エントロピー弾性は長鎖構造を持つ高分子のガラス転移点以上のゴム状領域で出現する。しかしながら,ゴムが示すエントロピー弾性による大きい収縮は酸化物ガラスでは観察されていない。本研究では,異方性構造を持つアルカリメタリン酸塩ガラスファイバーにおいてエントロピー収縮を観察した。アルカリ元素を等濃度含むLiPO₃,LiNaPO₃,LiNaKPO₃およびLiNaKCsPO₃の過冷却液体を機械的に引き伸ばすことによってそれぞれのファイバー試料を作製した。構造を固体NMR分光,マイクロラマン分光,2軸シンクロトロンX線回折により評価した。また,熱膨張および熱弾性特性の評価を行った。LiNaKCsPO₃をガラス転移点以上で加熱引き伸ばした状態で冷却すると異方性に起因する複屈折を示した。その複屈折の大きさに応じて最大約35%の収縮を示すことを明らかにした。

シソーラス用語： *メタリン酸塩 ,  *ガラス ,  アルカリ金属化合物 ,  *ガラス繊維 ,  *エントロピー ,  *収縮 ,  過冷却液体 ,  ガラス構造 ,  *熱膨張 ,  熱弾性 ,  *複屈折 ,  異方性
準シソーラス用語： グラスファイバ

分類 (4件)： ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z) ,  その他の非晶質の構造  (BK04040Z) ,  非金属のその他の熱的性質  (BL05040J) ,  光物性一般  (BM08010A)

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化物ガラス ,  エントロピー ,  収縮