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J-GLOBAL ID：201502257299584291   整理番号：15A0239124

災害に備える安全な環境を考える 里山再生に向けた放射性物質汚染の把握と対策の課題

著者 (1件)： 小林達明 (千葉大 大学院園芸学研究科)
資料名： グリーン・エージ  (Green Age)
巻： 42  号： 1  ページ： 16-19  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： L0484A  ISSN： 0287-9654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災にともなって起きた福島第一原子力発電所事故により大量の放射性物質が大気中に放出され森林地帯を汚染したが,森林の汚染対策が進んでいない。里山の放射性物質の現状と対策について考え,課題について整理した。里山における放射性セシウム分布実態の把握に関する手法開発に取り組んでいる段階ではあるが,森林生態系外への放射性セシウム流出の有無及び除染した農地や住宅地の再汚染の可能性,森林生態系内の放射性セシウムの循環率の大きさと里山の再利用性などについてモデルや考え方を示し,予備的研究の現状を紹介した。予備的試験では,1~3%と予想される循環率と比較して流出率はかなり低いと推定された。

シソーラス用語： *森林 ,  *放射性物質 ,  発電所 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  比率 ,  生態学 ,  循環 ,  流出 ,  原子力発電所
準シソーラス用語： *森林生態学 ,  *福島第一原子力発電所 ,  *放射性セシウム ,  *放射性物質汚染 ,  *里山林 ,  流出率

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (3件)：

• IAEA (2006) Environmental Consequences of the Chernobyl Accident and their Remediation: Twenty Years of Experience/Report of the Chernobyl Forum Expert Group ‘Environment'., Vienna: IAEA, 165pp. (邦訳版はhttp://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kiroku/3-250325.pdf 参照)
• 山本ら (2014): 原発事故被災地の丘陵地広葉樹斜面林における林床放射能低減試験とその後の水土流出、 日本緑化工学会誌 40、 130-135.
• 林野庁 (2014): 森林・木材と放射性物質-福島の森林・林業再生に向けて

タイトルに関連する用語 (7件)： 災害 ,  環境 ,  里山 ,  放射性物質 ,  汚染 ,  把握 ,  対策