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J-GLOBAL ID：201502257517869813   整理番号：15A0580430

風洞試験を用いた新幹線車両下部から発生する空力音の評価手法

An Evaluation Method for Aerodynamic Noise Generated from the Lower Part of Shinkansen Train

著者 (5件)： 山崎展博 (鉄道総合技術研) ,  長倉清 (鉄道総合技術研) ,  北川敏樹 (鉄道総合技術研) ,  宇田東樹 (鉄道総合技術研) ,  若林雄介 (JR東日本 先端鉄道システム開発セ)
資料名： 鉄道総研報告  (鉄道総合技術論文誌)
巻： 29  号： 5  ページ： 17-22  発行年： 2015年05月01日 
JST資料番号： X0700A  ISSN： 0914-2290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速で走行する新幹線車両から発生する空力音は大きな環境問題であり,特に300km/h以上の速度域では,これまでの研究で,車両下部音が主に空力音によって構成されていることが示されている。また,他の研究では台車部が主たる騒音源の一つであることが示されているが,車両下部における空力音を定量的に推定するには至っていない。本研究では,風洞試験により台車部空力音を推定する手法を開発した。最初に,ノズルまわりの自由せん断層や車両下部に設置した部材により生じる速度欠損領域を活用し,現車での流速のまくらぎ方向分布を適切に模擬した。次に2次元マイクロホンアレイを活用して台車部空力音を推定した。最後に推定した台車部空力音を現地試験結果と比較し,本手法の妥当性を検証した。また推定結果から低周波数域において台車部空力音が支配的であることを示した。今後は,台車部空力音の発生メカニズムの解明ならびに低減効果の開発に本手法を活用していく予定である。

シソーラス用語： 鉄道騒音 ,  音響 ,  鉄道車両用機器 ,  音響アレイ ,  *風洞試験
準シソーラス用語： マイクロホンアレイ ,  *空力音 ,  *新幹線鉄道騒音 ,  *台車部

分類 (2件)： 鉄道騒音・振動  (TC01020C) ,  音響の励起・発生  (BB03020V)

引用文献 (4件)：

• Kurita. T., et al. "Reduction of Wayside Noise from Shinkansen High-Speed Trains." Journal of Mechanical Systems for Transportation and Logistics Vol. 6, No. 2, 2013.
• 北川敏樹, 長倉清, 栗田健:高速走行時における車両下部音の音源別寄与度, 鉄道総研報告, Vol.7, No.1, pp.66-75, 2012
• Yamazaki. N, et al., "Evaluation Methods for Aerodynamic Noise from a High-Speed Train Bogie in a Wind Tunnel Test,". Proc. of INTER-NOISE, 2011.
• 岩﨑誠, 井門敦志, 山崎展博, 宇田東樹, 若林雄介:新幹線通過時における車両床下流れの特性, 鉄道総研報告, Vol.29, No.5, pp.11-16, 2015

タイトルに関連する用語 (4件)： 風洞試験 ,  新幹線車両 ,  空力音 ,  評価手法