抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,熱帯太平洋暖水域におけるバリアレイヤー厚の経年変動について,ENSO以外の変動要因の可能性を検討することである。2005年から2013年までのArgoデータを用いて,熱帯太平洋暖水域においてバリアレイヤー厚の経年変動を調べると,2012/2013年は非エルニーニョ年にもかかわらず厚いバリアレイヤーが存在していたことがわかった。そこで,2012/2013年について詳細に調べた結果,亜表層が高塩分化しており,その高塩分水によって等温層内の塩分成層が強化されていることが確認された。以上より,熱帯太平洋暖水域におけるバリアレイヤー厚の経年変動にはENSO以外の変動要因も重要であることが示唆される。(著者抄録)