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J-GLOBAL ID：201502270143379031   整理番号：15A0337730

Linuxスケジューラによるリークモニタを用いた細粒度パワーゲーティング制御手法と実チップにおける評価

著者 (11件)： 小柴篤史 (東京農工大) ,  塚本潤 (東京農工大) ,  和田基 (東京農工大) ,  坂本龍一 (東京農工大) ,  佐藤未来子 (東京農工大) ,  小坂翼 (芝浦工大) ,  宇佐美公良 (芝浦工大) ,  天野英晴 (慶応大) ,  近藤正章 (東大) ,  中村宏 (東大) ,  並木美太郎 (東京農工大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2014  号： OS-129  ページ： VOL.2014-OS-129,NO.14 (WEB ONLY)  発行年： 2014年05月07日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,細粒度パワーゲーティング(PG)機能を備えた低電力プロセッサ“Geyserを用いて,OSによるPG制御を行い,プロセッサの消費電力低減を目指す。PG制御の省電力効果を高めるためには,実行時のチップ温度によって変化するPGの電力削減効果に対応する必要があるが,従来の制御手法では実チップの温度をOSが取得できず,省電力効果が低下する問題があった。本研究では,チップ温度をより正確に取得できるデバイスであるリークモニタを用いた,実行時のチップ温度に適したPG制御手法を提案する。提案手法の省電力効果をより高めるためのハードウェア環境をエミュレートした場合の電力評価を実チップ上で行い,最大17.5%の平均消費電力削減を達成した。(著者抄録)

シソーラス用語： *Linux ,  *オペレーティングシステム ,  エミュレーション ,  電力消費 ,  計算機アーキテクチャ ,  *漏れ電流 ,  電力 ,  *監視装置 ,  *制御 ,  中央処理装置 ,  *省エネルギー技術 ,  *節約
準シソーラス用語： *省エネルギー ,  *Linuxスケジューラ ,  リーク電力 ,  *リークモニタ ,  *パワーゲーティング制御

分類 (1件)： ディジタル計算機ハードウェア一般  (JC04010C)

引用文献 (10件)：

• 白井利明・香嶋俊裕・武田清大・中田光貴・宇佐美公良・長谷川揚平・関直臣・天野英晴著『ランタイムパワーゲーティングを適用したMIPS R3000プロセッサの実装設計と評価(低消費電力化技術)』芝浦工業大学・慶応義塾大学/情報処理学会研究報告,SLDM.[システムLSI設計技術]2008(2),43-48,2008-01-16.
• 高橋弘明・小林弘明・坂本龍一・佐藤未来子・並木美太郎 著『Linuxにおける演算ユニットの電力特性を考慮した細粒度パワーゲーティング制御手法』構報処理学会研究報告.[システムソフトウェアとオペレーティング・システム]12022-OS-120(4),1-8,2012-02-21
• Yan Meng, Timothy Sherwood, Ryan Kastner. Exploring the limits of leakage power reduction in caches, ACM Transactions on Architecture and Code Optimization(TACO). Vol.2, Issue 3, pp. 221-246, September 2005.
• Stijn Eyerman and Lieven Eeckhout. Fine-grained dvfs using on-chip regulators. ACM Trans. Archit. Code Optim., Vol. 8, No. 1, pp. 1:1-1:24, February 2011.
• Gu-Yeon Wei, David Brooks, Ali Durlov Khan, and Xiaoyao Liang. Instruction-driven clock scheduling with glitch mitigation. In Proceedings of the 13th international symposium on Low power electronics and design, ISLPED '08, pp. 357-362, 2008.

タイトルに関連する用語 (8件)： Linux ,  スケジューラ ,  リーク ,  モニタ ,  細粒度 ,  パワーゲーティング ,  制御手法 ,  評価