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J-GLOBAL ID：201502273687803839   整理番号：15A0454076

実験と分子動力学シミュレーションを用いる蛋白質エレクトロスプレー質量分析における塩誘起シグナル抑制の機構研究

Exploring the Mechanism of Salt-Induced Signal Suppression in Protein Electrospray Mass Spectrometry Using Experiments and Molecular Dynamics Simulations

著者 (3件)： METWALLY Haidy (Univ. Western Ontario, Ontario, CAN) ,  MCALLISTER Robert G. (Univ. Western Ontario, Ontario, CAN) ,  KONERMANN Lars (Univ. Western Ontario, Ontario, CAN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 87  号： 4  ページ： 2434-2442  発行年： 2015年02月17日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エレクトロスプレイイオン化(ESI)質量分析(MS)は,広範な生物分析応用のための不可欠なツールである。特にESI-MSの影響は蛋白質構造,動力学,相互作用の領域の研究で顕著である。本論文で,天然および変性溶媒条件下でのチトクロームc(Cyt c),ユビキチン(Ubq)およびリゾチーム(Lyz)のESI-MS挙動を解析した。各種物理化学的性質を持つ塩効果を研究するため,NaCl,CsClおよびテトラブチルアンモニウムクロリド(NBu₄Cl)を用い検討した。これら塩はスペクトルのS/N比の劣化によりクリーンな[M+zH]^z+蛋白質イオン形成を妨害した。この塩干渉は,付加体形成によるピークの分断および蛋白質イオン抑制の2種に分類できた。付加体形成と蛋白質イオン抑制は互いに無関係な効果で,互いに独立して起きた。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *タンパク質 ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  チトクロームc ,  ユビキチン ,  リゾチーム ,  塩効果 ,  変性
準シソーラス用語： 蛋白質変性 ,  *分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  質量分析  (CC03013N)

物質索引 (1件)： テトラブチルアンモニウムクロリド

タイトルに関連する用語 (8件)： 実験 ,  分子動力学シミュレーション ,  蛋白質 ,  エレクトロスプレー質量分析 ,  塩 ,  誘起 ,  シグナル ,  研究