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J-GLOBAL ID：201502275317712039   整理番号：15A0579921

304型ステンレス鋼における格子間炭素のミクロ電気化学的諸様相 MnS包有物における耐孔食性の改善

Microelectrochemical Aspects of Interstitial Carbon in Type 304 Stainless Steel: Improving Pitting Resistance at MnS Inclusion

著者 (7件)： CHIBA Aya (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SHIBUKAWA Shuhei (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MUTO Izumi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  DOI Takashi (Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp., Hyogo, JPN) ,  KAWANO Kaori (Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp., Hyogo, JPN) ,  SUGAWARA Yu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  HARA Nobuyoshi (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 162  号： 6  ページ： C270-C278  発行年： 2015年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 市販の硫黄処理304型ステンレスを低温(743K)炭化処理して表面に約2.6質量%濃度の格子間炭素を生成させ,光学顕微鏡法を用いて0.1M塩化ナトリウムおよび0.1M硫酸ナトリウム水溶液中のMnS包有物の腐食挙動を調べた。低温炭化処理した304型ステンレスでは孔食は開始されなかった。炭化処理はMnS包有物の電気化学的溶解にほとんど影響を及ぼさなかったが,炭化処理によって鋼マトリックスの溶解速度が抑制されることを見いだした。格子間炭素が鋼の溶解速度を抑制し,MnS/鋼境界におけるトレンチの深さが小さくなるようであった。Cr³⁺の加水分解やトレンチ内の電圧降下への格子間炭素の影響も考察した。

シソーラス用語： 硫化マンガン ,  *格子間原子 ,  *炭素 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *耐孔食性 ,  塩化ナトリウム ,  硫酸ナトリウム ,  包有物 ,  SUS304
準シソーラス用語： 304ステンレス鋼

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (6件)： ステンレス鋼 ,  格子 ,  炭素 ,  電気化学 ,  包有物 ,  耐孔食性