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J-GLOBAL ID:201502275615046734   整理番号:15A0694927

Ru錯体および水(みず)酸化触媒を用いる過酸化水素の光触媒製造のための触媒反応性を向上させるボトムアップ法およびトップダウン法

Bottom-up and top-down methods to improve catalytic reactivity for photocatalytic production of hydrogen peroxide using a Ru-complex and water oxidation catalysts
著者 (6件):
資料名:
巻:号: 23  ページ: 12404-12412  発行年: 2015年06月21日 
JST資料番号: W0204B  ISSN: 2050-7488  CODEN: JMCAET  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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可視光を照射して水中でSc3+を生成させ,[RuII(Me2phen)3]2+(Me2phen=4,7-ジメチル-1,10-フェナントロリン)を光触媒,[Ir(Cp*)(H2O)3]2+(Cp*5-ペンタメチルシクロペンタジエニル)を水(みず)酸化触媒の前駆体として用いて水および分子酸素から過酸化水素(H2O2)を生成させた。H2O2の光触媒生成の後で得た溶液の残留物のTEMおよびXPS測定によると[Ir(Cp*)(H2O)3]2+は実際の触媒種であるIr(OH)3ナノ粒子に変換されていた。H2O2の光触媒生成時にin situ発生したIr(OH)3ナノ粒子はヘキサクロロイリジウム酸(H2IrCl6)から独立に調製したものよりサイズが小さく,H2O2の光触媒製造に対する触媒反応性の増加を示した。Ir(OH)3ナノ粒子をイリジウムより地球存在比が大きな金属で構成されるニッケルフェライト(NiFe2O4)ナノ粒子で置き換えたとき水および分子酸素からのH2O2の光触媒生成も可能になった。NiFe2O4ナノ粒子のサイズはH2O2の光触媒発生時に小さくなり,2回目の実験において1回目の実験より高い触媒反応性を示した。Sc3+の水溶液中でNiFe2O4を処理して得たNiFe2O4ナノ粒子はH2O2生成速度において調製直後のNiFe2O4の33倍高い触媒反応性を示した。従って,分子錯体[Ir(Cp*)(H2O)3]2+から出発するボトムアップ法と調製直後のNiFe2O4から出発してより小さなサイズを有するナノ粒子を得るトップダウン法との両方が水および分子酸素からのH2O2の光触媒発生のための触媒反応性を向上させた。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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光化学反応  ,  白金族元素の錯体 
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