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J-GLOBAL ID：201502278163202759   整理番号：15A0481938

操縦安定性に関するヒューマンダイナミクス解析へ向けた道具の身体性についての基礎的研究

A Fundamental Study of Tool Embodiment for Human Dynamic Analysis Relating to Handling and Stability of Driving

著者 (1件)： 谷田公二 (本田技研 基礎技術研究セ)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 27  号： 1  ページ： 117-124  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車や二輪車のドライバの基本操作は,駆動,操舵,制動などである。タイヤの路面グリップ特性や車両運動を解析する開ループ系シミュレーション試験及びドライバの操舵入出力系による車両運動を解析する閉ループ系シミュレーション試験などが行われている。しかし,ドライバによる車両挙動の良否の判断メカニズムは未解明である。本研究では,操縦安定性に関する感覚情報に対する脳機能や遅れ時間などのヒューマンダイナミクスについて,バーチャルリアリティ環境下において,鋏による紙切り動作シミュレーション実験によって解析した。その結果,ドライバの脳科学と心理学の見地からの操縦安定性評価手法の確立へ向けての一つの見解を見出した。今後の課題として,車両運動と物理事象と物理情報などの関係を解明したい。

シソーラス用語： *運転者 ,  *操縦性 ,  *動力学 ,  *マンマシンインタフェイス ,  乗用車 ,  オートバイ ,  加速 ,  制動 ,  心理学 ,  紙加工 ,  生体計測 ,  基礎研究
準シソーラス用語： シミュレーション実験 ,  バーチャルリアリティ画像 ,  *ヒューマンダイナミクス ,  感覚情報処理 ,  *自動車操縦性 ,  操舵 ,  遅れ時間 ,  脳科学 ,  脳機能解析 ,  閉ループ制御系

分類 (3件)： 走行性能  (QG02020S) ,  運転者  (TB01040V) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (15件)：

• 酒井英樹:ヨー運動と後輪横滑り運動との関係,近畿大学工学部研究報告,No.46, p.85-88(2012)
• 山本敬一,西村秀和:操縦安定性改善のためのアクティブスタビライザと電動パワーステアリングの分散制御系設計,日本機械学会論文集,C編76巻,765号,p.1271-1279(2010)
• 金圭勇,池田透,矢野修:VSAによる氷雪路走行時の操縦安定性向上,Honda R&D Technical Review, Vol.13. No.2. p.83-90
• Tanida, K., Pöppel, E.: A Hierarchical Model of Operational Anticipation Windows in Driving An Automobile, Cognitive Processing, 6, p.275-287(2006)
• 谷田公二,舟橋健司,近江政雄,楠見昌司:バーチャルリアリティ技術を用いた道具に関する身体性評価-脳内血流変化からの評価-,日本バーチャルリアリティ学会論文誌,Vol.12, No.1, p.3-10(2007)

タイトルに関連する用語 (6件)： 操縦安定性 ,  ダイナミクス解析 ,  道具 ,  身体 ,  基礎 ,  研究