抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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流体潤滑膜で発生する圧力が不足し一部に接触が生じている潤滑状態を,混合潤滑又は部分潤滑と呼んでいる。表面粗さは潤滑状態を決定する因子であるとともに摩耗摩擦を発現する「場」でもある。Stribeck線図は,流体潤滑から混合潤滑へ遷移する過程で表面粗さが果たす役割を概観するのに適している。接触や潤滑解析に際して,表面粗さの取り扱いは決定論的取り扱いと確率論的取り扱いに大別されるが,両者とも,確率過程論から得られる表面粗さパラメータが重要である。本稿では,混合潤滑における表面粗さ取り扱いについて,最近の研究を含め,関連した研究の流れや理論モデルの問題点について筆者の考えを述べた。Stribeck線図と潤滑状態を図示した。