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J-GLOBAL ID：201502291257256590   整理番号：15A0671238

車載充電器における伝導ノイズシミュレーション技術の開発

Development of Conducted Emission Noise Modeling and Simulation Technology for On-Board Charger

著者 (4件)： 嶺岸瞳 (オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部) ,  山岡正拓 (オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部) ,  崎山一幸 (オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部) ,  山田徹 (オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部)
資料名： パナソニック技報  (Panasonic Technical Journal)
巻： 61  号： 1  ページ： 52-57  発行年： 2015年05月15日 
JST資料番号： G0474A  ISSN： 1883-115X  CODEN： PGAIBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,車載充電器をはじめとする電源回路のノイズは,スイッチング動作の高周波化に伴い大きな課題となっている。特に,1MHzを超える周波数のノイズは筐体(きょうたい)を経由するコモンモードノイズが主成分となるため,配線・筐体構造で特性が変化し,複雑な伝搬経路を有する。立体構造の伝搬特性を考慮するためには,3次元電磁界解析の必要があるが,長い解析時間を要するために設計に適用することが難しかった。筆者らはノイズの伝播(でんぱ)に影響する筐体などの各要素を,高周波回路で用いられるインピーダンス測定および電磁界解析により,高精度な伝搬特性を抽出し,その結果を基に配線および筐体の高精度等価回路モデルを開発した。本モデルを用いた回路解析を行うことで,配線や筐体の影響を考慮したノイズ解析が可能となった。本手法をEV用車載充電器に適用した結果,回路解析で30MHzまでの伝導ノイズ特性を良好に再現することを確立した。(著者抄録)

シソーラス用語： *充電装置 ,  電気自動車 ,  製品開発 ,  伝搬特性 ,  電磁干渉 ,  電気きょう体 ,  モデル ,  等価回路 ,  回路解析 ,  *雑音解析
準シソーラス用語： 車載機器 ,  充電器 ,  コモンモード ,  等価回路モデル

分類 (2件)： 電装品  (QG03070C) ,  雑音一般  (ND04010J)

引用文献 (7件)：

• Liyu Yang et al., “Modeling and characterization of a 1 KW CCM PFC converter for conducted EMI prediction,“ Applied Power Electronics Conference and Exposition, 2004. APEC 2004. Nineteenth Annual IEEE, vol. 2, pp. 763-769, 2004.
• 井渕貴章 他,“EMIノイズ源モデル化に向けた電力変換回路のインピーダンス周波数特性の実験的考察,“信学技報,vol.111,no.335,pp.29-34,2011.
• 白木康博 他,“等価回路による車載インバータの伝導ノイズ解析手法の検討”,信学技報,vol.112,no.468,pp.19-23,2013.
• パワーエレクトロニックスシステムにおけるモデリングとシミュレーション技術,パワーエレクトロニクスシステムにおけるモデリングとシミュレーション技術協同研究委員会(編),電気学会技術報告,no.1114,2008.
• 嶺岸瞳 他,“インバータ電源回路の伝導ノイズ解析手法の検討,“信学技報,vol.110,no.237,pp.37-41,2010.

タイトルに関連する用語 (6件)： 車載 ,  充電器 ,  伝導 ,  ノイズ ,  シミュレーション ,  開発