特許
J-GLOBAL ID:201503003080085950

相変化を含む天然ガス液化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 恩田 誠 ,  恩田 博宣 ,  本田 淳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-519315
公開番号(公開出願番号):特表2015-524045
出願日: 2013年07月04日
公開日(公表日): 2015年08月20日
要約:
本発明は、少なくとも1つの低温熱交換器(EC1)において天然ガスを液化する方法であって、ほぼ温度T0及び圧力P1で第1の入口(AA1)において熱交換器(EC1)に流入し、かつ天然ガス流れ(Sg)との並流として熱交換器を通って流れ、液体状態で熱交換器を流出し(BB)、次に熱交換器(EC1)の低温端(BB)において膨張器(D1)によって膨張させられて、P1より低い圧力P’1及びT0より低い温度T1の気体状態に戻り、その後気体状態及びほぼ温度T0で熱交換器(EC1)の高温端(AA)から出口オリフィス(AA3)を介して流出する冷媒流体の少なくとも1つの流れ(S1)と、間接的に接触して流れることによる方法に関する。気体状態の冷媒流体はその後、少なくとも部分的に再液化されて、第1の圧縮器(C1)における圧縮とその後の第1の凝縮器(H0)における部分凝縮及び相分離を介して熱交換器の入口(AA1)へと運ばれ、第1の液相(d1a)は少なくとも一部が第1の入口(AA1)へと運ばれ、第1の気体部分(d1b)は第2の圧縮器(C1A)によって圧縮された後に第1の分離器からの出口における第1の液相(d1a)の一部(d1c)との接触によって過熱低減器(DS)において冷却され、その後第2の凝縮器(H1)において凝縮される。
請求項(抜粋):
大部分を占めるメタン、好ましくは少なくとも85%のメタンと、窒素及びC2〜C4アルカンを本質的に含むその他の成分とを含む天然ガスを液化するための方法であって、液化用の天然ガスは、大気圧(Patm)より大きいか又は大気圧に等しい圧力P0であって好ましくは大気圧より大きいP0の天然ガスの流れ(Sg)を、相変化を伴いながら少なくとも1つの第1の閉回路ループの中を循環する第1の化合物混合物を含む第1の冷媒流体の少なくとも1つの第1の流れ(S1)と間接的に接触した状態で少なくとも1つの低温熱交換器(EC1)の中に流すことにより液化され、第1の冷媒流体の第1の流れは、第1の熱交換器に、「高温」端(AA)の第1の入口(AA1)を介して、P0より大きい圧力P1及び第1の熱交換器(EC1)に流入する天然ガスの入口温度T0とほぼ等しい温度で流入し、冷媒は天然ガスの流れ(Sg)との並流として前記熱交換器を通り抜け、液体状態で「低温」端(BB)を介して前記熱交換器から流出し、液体状態の第1の冷媒流体の第1の流れ(S1)は、第1の熱交換器(EC1)の低温端(BB)で第1の膨張器(D1)によって膨張させられて、第1の熱交換器内部の低温端(BB1)においてP1より低い圧力P’1及びT0より低い温度T1の気体状態へと戻り、次に第1の熱交換器の高温端(AA)の出口オリフィス(AA3)を介して気体状態及びほぼ温度T0で第1の熱交換器(EC1)から流出し、気体状態の第1の冷媒流体の第1の流れは次に、少なくとも部分的に再液化されて第1の熱交換器の高温端の第1の入口(AA1)へと運ばれて液体状態の第1の冷媒流体の第1の流れ(S1)に供給され、ひいては閉回路内を循環し、気体状態の第1の冷媒流体の第1の流れの液化は、第1の圧縮器(C1)における第1の圧縮と後続の第1の凝縮器(H0)における第1の部分凝縮、並びに第1の冷媒流体の第1の液相及び第1の冷媒流体の第1の気相を分離する第1の分離槽(R1)における相分離を含み、第1の分離器(R1)からの低位出口の第1の冷媒流体の第1の液相(d1a)の少なくとも一部は、ポンプ(PP)によってほぼ圧力P1で第1の熱交換器の高温端(AA)の第1の入口(AA1)へと運ばれて液体状態の第1の冷媒流体の第1の流れを構成し、第1の分離器(R1)からの高位出口の第1の冷媒流体の第1の気相(d1b)は、第2の圧縮器(C1A)によってほぼ圧力P1へと圧縮され、次いで、好ましくは第1の冷媒流体の第1の液相(d1a)の少なくとも一部と混合された後に、第2の凝縮器(H1)において少なくとも部分的に凝縮され、 第2の圧縮器(C1A)からの出口における第1の冷媒流体の第1の気相(d1b)が、第1の分離器からの出口における第1の冷媒流体の第1の液相(d1a)の一部分(d1c)と接触することにより過熱低減器(DS)の中で冷却され、第1の冷媒流体の第1の液相の一部分(d1c)は、第2の凝縮器(H1)における凝縮に先立って、前記過熱低減器の内部で、マイクロ化及び気化され、好ましくは完全に気化されることを特徴とする方法。
IPC (2件):
F25J 1/00 ,  C10L 3/10
FI (2件):
F25J1/00 B ,  C10L3/10
Fターム (8件):
4D047AA10 ,  4D047AB08 ,  4D047CA03 ,  4D047CA06 ,  4D047CA12 ,  4D047CA13 ,  4D047CA16 ,  4D047DA17
引用特許:
審査官引用 (3件)

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